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ユニコーン企業、デカコーン企業、ヘクトコーン企業とは?

こんにちは。
株式会社ニュークラウドの代表「木村」です。

企業評価額が数億ドル以上かつ非上場の企業を「ユニコーン企業」と呼ぶのは知っていたのですが、実はさらにその上に「デカコーン企業」や「ヘクトコーン企業」と呼ばれる存在がいるとのこと。

本日は、この「ユニコーン企業、デカコーン企業、ヘクトコーン企業」について、解説していきます。

ユニコーン企業とは

まずユニコーン企業とは、以下4つの条件を兼ね揃えた企業を指しています。

1. 創業10年以内
2. 企業評価額10億ドル(約1,270億円)以上
3. 未上場
4. テクノロジー企業

※ドル円の為替レートは、「1ドル=127円(2022/05/24時点)」。

なぜユニコーンと呼ばれるのか、それは2013年にベンチャーキャピタルリストの方が発案した言葉であり、成功したベンチャー企業は珍しいかつ数が少ない為、神話的な幻獣として「ユニコーン」が選ばれました。当時は、企業評価額が10億ドル以上の世界企業はかなり珍しかったのですが、2020年からは106社、さらに2021年では682社までにユニコーン企業が増えました。

ちなみに現在の世界ユニコーン企業ランキングは、以下の通りです。

【No.01】Bytedance(1,400億ドル)[中国] - AI関連
【No.02】SpaceX(1,000億ドル)[アメリカ] - 宇宙開発
【No.03】Stripe(950億ドル)[アメリカ] - FinTech
【No.04】Klarna(450億ドル)[スウェーデン] - FinTech
【No.05】Epic Games(420億ドル)[アメリカ] - ゲーム
【No.06】Canva(400億ドル)[オーストラリア] - デザインソフト
【No.07】Checkout.com(400億ドル)[イギリス] - FinTech
【No.08】Instacart(390億ドル)[アメリカ] - 物流サービス
【No.09】Databricks(380億ドル)[アメリカ] - データ分析管理
【No.10】Revolut(330億ドル)[イギリス] - FinTech

※2022年3月時点のデータ。

デカコーン企業とは

そして実は、ユニコーン企業の中の企業評価額が100億ドル(約1兆1,270億円)以上を「デカコーン企業」と呼びます。もちろんユニコーン企業の4つ条件を満たした前提です。

つまり上記の世界ユニコーン企業ランキングの10位すべての企業は「デカコーン企業」と呼ばれます。ちなみに世界には、29社がデカコーン企業に該当するとのことです。

ヘクトコーン企業とは

そしてデカコーン企業の中の企業評価額が1,000億ドル(約11兆1,270億円)以上を「ヘクトコーン企業」と呼びます。こちらももちろんユニコーン企業の4つ条件を満たした前提です。

つまり上記の世界ユニコーン企業ランキングの上位2社(Bytedance, SpaceX)のみが現在世界で存在する「ヘクトコーン企業」になります。

※ちなみになぜ「ユニコーン → デカコーン → ヘクトコーン」という呼び方なのか。「ユニコーン」は、冒頭でご説明した通り、幻獣のユニコーンから来ているのですが、「デカコーン」に関しては、ギリシャ語の「deka10」から生まれた国際単位である単位の上に付けて10倍を表す係数「deca」から来ました。そして「ヘクトコーン」は、さらにその上の100倍を表す係数「hecto」から来ました。つまり将来企業評価額が1兆ドル(約110兆1,270億円)以上の企業が生まれた場合は、さらにその上である「kilo」が使われた場合、「キロ企業」という存在が誕生するかもしれません。

参考資料:https://www.hakko.co.jp/qa/qakit/html/h06010.htm

最後に

最初は、「ユニコーン企業・デカコーン企業・ヘクトコーン企業」それぞれ違う条件下のものかと思っていたのですが、大枠がユニコーン企業であり、そこからさらに絞った企業のことをデカコーン企業やヘクトコーン企業と呼ぶとのことです。

そして何より一番の驚きは、上位全てアメリカ企業がほとんど独占しており、さらに1位は中国企業とまさに覇権国争いが反映されたランキングです。そして弊社でもユニコーン企業のほとんどのサービスを使っておりますが、1位のBytedance(抖音とTikTokの親企業)だけは中々本格的に触れていないので、テクノロジー企業としてもここはしっかり活用していきたいと思います。

この記事がお役に立てると幸いです。

株式会社ニュークラウド 代表「木村」

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