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【独学】FP技能士2級に合格できました【学習記】

以前投稿した資格の学習記(【独学】基本情報技術者試験合格できました【学習記】)を見ていただいていたのを確認して、「勉強したい人は結構いるんだな」と感じた次第です。

今回はファイナンシャルプランニング技能士(以下FP技能士)の2級を受験し、合格したので、同様の体験記を書きます。

1)FP技能士を取得しようとしたきっかけ

普段、経理としてお金に関わる仕事をしているのですが、問題意識として「お金についての知識の有無に個人差がありすぎる」と感じており、「企業の金回り担当」としての経理職より、「個人の金回り担当」としてのFPに興味を持ち、資格挑戦を決意しました。
また余談ですが、勉強期間中には「古い友人にマルチ商法に勧誘される」という事案もあり、一層「金融教育って大事だなぁ」と感じる場面もありました。

2)学習を始める前の状態(予備知識ほか)

前回の基本情報技術者についての記事にも記載しているのですが、改めて自身の予備知識等について記載します。

まず、経理職を経験しているため、お金の知識等はある程度持っているつもりです。さらに、大学では経済学部に所属し、金融分野について特に意欲的に勉強していました。

正直なところ、学習を始める前は「アドバンテージありすぎて余裕でしょ」と舐めてかかっていました。後々、「あれっ、意外とヤバい…」となるのですが、学習中に感じたことは後述します。

3)学習スケジュール・学習方法

学習開始は以前に投稿した基本情報技術者の試験終了後の7月です。
9月に実施される試験で3級を取得し、翌年1月の試験で2級をとる予定でスケジュールを作成しました。

学習方法は一貫して独学で行いました。
使用テキスト・問題集は以下に記載します。
・テキスト:2021-2022年版 みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP
・問題集:2021-2022年版 みんなが欲しかった! FPの問題集 2級・AFP
・Webサイト:FP2級ドットコム(過去問道場)
※リンク先は2級のものですが、3級学習時も同シリーズのテキストほかを使用しました。
また、法令や制度等の変更もありますので、最新版であるかのチェックはご自身でお願いします。

テキストによる座学はできるだけ早く終わらせて、とにかく問題集などによる演習中心での学習を行いました。
特に2級の場合はボリュームが大きくなるので、「解きながら覚える」というスタンスで対応していました。

4)試験時の戦略について

合格基準は2・3級ともに、午前・午後試験のそれぞれで6割の点数が取れればOKです。

私は暗記が苦手なので、知識の有無を問う問題は半分取れればOK、その代わりに計算問題や金融商品についてなどの得意分野は9割を取りに行くという戦略で学習していました。
これは基本情報技術者の際も似たような戦略をとっています。

前述の予備知識として有利な点も挙げたのですが、その点を活かせることはそこまで多くありませんでした。
むしろ、「似たような2つの制度の違い」や「法令・制度などの適用条件」など、覚える必要のあるものは結構多く、学習を進めるうちに「そんなに簡単ではないかも…」と不安を感じることの方が多かったように思います。

5)まとめ

FP技能士の試験には学生から社会人、年配とみられる方など本当に様々な方々がおられて、受験者層の幅広さを感じました。

よくある「短期間(数ヶ月)で合格できるか」と言う質問をされれば、「3級はできると思うが、2級はかなり難しいと思う」と答えると同時に、「向き・不向きの振れ幅がかなり大きいと思う」とも答えると思います。

私は経理職という職業柄ある程度の知識を持って学習を開始できましたが、全くの素人からということであれば、税金や法律のほか数学的な知識が必要だったり、拒絶反応を起こしそうな項目が多々存在します。
私も保険商品と所得税については苦手意識が拭えず試験に臨みました。

今回の学習は、日常であまり意識しないであろう税金や社会制度などについて知れる良い機会だったと思います。
「ふるさと納税は寄付金控除が適用されて…」、「確定申告とは…」、「老後資金については…」など挙げればきりがない気づきがたくさんありました。
FP技能士はそういった税金や社会制度、金融(お金の流れ)などについて学べる良い資格だと思いました。
同時に多くの人がこういった分野の知識を持ってほしいとも感じました。
そうすれば多少なりとも冒頭に書いた「お金についての知識の有無に個人差がありすぎる」という問題も多少は改善されるだろうと信じてまとめとしたいと思います。

以上、学習・受験記録でした。

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