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【独学】基本情報技術者試験合格できました【学習記】

6月に基本情報技術者試験(以下FEと略します)を受けて、結果として一発合格したので合格体験記として記事を書きます。

1)学習を始めるきっかけ

学習を始めるきっかけは大きく2つあります。

まず転職を検討していてそれにあたって新しいスキルを身につけようと考えたことです。
特に今後IT分野の知識は将来「差がつくスキル」のひとつとなると感じたので勉強しました。

もうひとつは副業ほか「今後の働き方」を見据えた時にいわゆる「手に職をつけよう」と考えたことです。
現代のものづくりについて考えた場合に独学で実用性のある分野としてプログラミングを勉強しようと思い、その前提(基礎)と思ってFEの資格試験を受けようと思いました。

余談ですが私の根本的な考えとして、「せっかく勉強するなら成果物が見えるようにする」というものがあり、「資格をとる」や「作品制作をする」などの目標をいつも考えています。

2)学習を始める前の状態(予備知識ほか)

私は30歳(受験時)の非IT企業の経理職です。

プログラミングはpaizaやProgateなどで学習し、繰り返しやループなどの基本的なコードは書ける程度です。※主にJavaScript(次点でPHP)です。

PC周りの知識は基礎的な知識(パーツの名称など)はあるという程度です。半分以上の単語については今回の学習で知りました。

数学(計算)については得意と思っています。
現職が経理であり、日常的に数字に触れていることが強みに感じる要因になっています。
ちなみにExcelは中〜上級者辺りという自己評価です。
試験範囲の一部に企業活動や財務会計などの分野がありますが、学習前の下調べの時点で「ここは満点」と思えるほどにアドバンテージはあります。

3)学習方法

学習期間は2月中旬から6月末の試験までなので、4ヶ月強と行ったところです。
学習方法は独学です。
購入した書籍はテキストと過去問だけです。
・テキスト
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和03年
・過去問
令和03年【下期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
※あくまでリンク先は投稿時の最新版なので、購入時はお気をつけください。
また基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場を併用していました。スキマ時間の活用についてはこちらがかなり有用でした。

ただし、午後試験の一部の分野(アルゴリズムやプログラム言語など)については過去問ではともかくテキストでは理解しがたい部分もあったので、適宜ググってカバーしていました。

学習時間は早朝の始業前に1時間前後、職場近くのマクドナルドで確保していました。ここではテキスト学習と午前試験の過去問対策をこなしていました。

土日は午後試験対策(特にプログラム言語)を中心にこなしていました。

4)試験時の戦略と試験中に感じたこと

合格基準は午前・午後試験のそれぞれで6割の点数が取れればOKです。

午前試験について、私は暗記モノが苦手なので、知識の有無を問う問題は半分取れればOK、その代わりに計算問題や企業活動や財務諸表、システム監査などの分野は9割を取りに行くという戦略で学習していました。

午後試験は「選択問題でどの分野の問題を選択するか」がかなり重要かと思います。
私は前半の選択問題は「マネジメント系・財務会計関連があれば最優先、あとは全問を流し見して決める」、後半は「表計算(Excelとほぼ同義)が最優先、次点でPython(それ以外はまったくわからないので捨てる)」という戦略でした。

実際の試験中はかなり緊張していまい、上記の戦略は頭から離れてしまっていました。
理由はCBT方式をまったく考慮していなかったことです。メモ用紙はあるものの、下線などのマーキングはPC画面上にしかできず、机上の学習とはあまりに勝手が違いすぎて焦ってしまいました。
別日の午後試験ではある程度カバーしましたが、ここはまったく考慮・対策していませんでした。

結果的に合格できていたからよかったものの、大きな反省点ではありました。

5)まとめ

今回の経験をもとに、資格試験関連でよくある「短期間(数ヶ月)で合格できるか」と言う質問をされれば、「まったくの素人は難しい」と答えると思います。
もちろん学習時間や環境によるのは当然なのですが、社会人の私が合格できたのは
・現職の経験など数的処理にアドバンテージがあったこと
・プログラミングについての理解を事前にしていたこと
・プログラム言語に割く学習時間を節約できたこと

この3点はかなり大きく作用していると分析しています。
特にプログラム言語については言語が選択できるとはいえ必須学習項目なうえ、新規で学習するにはなかなかの時間が必要と思われます。
私はExcelが使えたので、あまり時間を割かずに済みました。
「短期間で合格する」という目標を立てるならば、プログラム言語は対策を後回しにしがちな午後試験対策ということもあり、必須検討項目かと思います。

とはいえ、データでは試験方式のCBT方式への変更後は合格率が上昇傾向(要因分析は様々のようですが)ですので、難易度自体が変動しているわけではないと思われますので、ぜひ頑張っていただければと思います。

以上、学習・受験記録でした。

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