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現実と夢の境界にて(ある男の独白)【龍青三の占いエッセイ】

見る夢は仕事のことばかり。
仕事がオフでも、私の脳は寝ても覚めてもオンの状態です。
よく考えてみると不思議なことです。確かに「思考は現実化する」と言いますが、思ってもいないこと、願ってもいないことも現実化することがあるのです。

家賃が払えなくなって、追い出される瀬戸際に立たされたときのことでした。

「思考は現実化する」の愛読者なら、家賃を支払うための目標設定をし、「私は家賃を支払いつつある」といったアファメーションを宣言するのでしょうが、私は成功プログラムや自己啓発に投資しすぎて貧乏していたため、その法則を敢えて無視しました。

実際のところ、何でも売っていると見せかけて「ないものはないんだ」と開き直っている「ないものはない店」のような境地に達していたのです。

家賃?払うお金がないんだから仕方がない。
家賃を借りてでもなんとかしようなんて考えませんでした。ただ現実を認識しただけです。

家賃を払えなければ追い出されるということは、小学生でも理解できる理屈です。私はそのイメージを頭の中に鮮明に描いていました。

そんなとき、ある人とたわいもない用事で会うことになりました。その人に事情を話したわけでもなく、いつものようにボーっとした風体で会いに行ったのです。

すると、その人が何も言わずに私の胸ポケットに札束をねじ込んでくれたのです。しかも、ぴったり家賃分。もちろん、その夕方には溜め込んだ家賃を持って大家さんのところへ行きましたとさ。めでたしめでたし。

私はこうした体験を何度もしていますが、こういう現象を期待しているわけではありません。困ったときに誰かに頼ることもしませんし、無理やりのプラス思考もしません。

無理やりプラス思考をしている人がそばにいるだけで気持ちが悪くなります。愚痴や泣き言を言う人も嫌ですが、悲しいときに無理に笑顔を見せる人も嫌です。

泣きたいときは泣けばいい、笑いたいときは笑えばいいのです。でも、笑えないおやじギャグにお愛想笑いする必要はありません。むしろ怒るべきです。怒るときは怒ればいいのです。

現代の仕事、オフィスワークはほとんどが頭の中で決まります。あとは段取りと小手先の作業です。それで終わり、この繰り返しです。
ということで、また酒を飲んで、布団に潜って明日からの仕事の段取りを考えましょう。わははは。


この話は、思考は必ずしも実現化しないことがあり、意志に反して願ってもないことが実現することもあるというお話でした。
お後がよろしいようで。<m(__)m>

実戦四柱推命家-龍青三の占いエッセイ(完)

[思考とゲンジツ(ある男の独白):2007年7月/リライトバージョン]


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