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占いは統計学なのでしょうか?【龍青三の占いエッセイ】

十数年前(1990年代)、自己啓発成功プログラムジグジグラーゴールデックスプログラムを買いました。
アルファー波フィードバック装置サイコフィードバック・システムというものも一緒に買いました。頭に電極バンドを巻いて、耳たぶに電極クリップを挟み、瞑想しながら成功プログラムを聞くんです。
α波が発生すると、音と光で知らせてフィードバックしてくれるんです。
α波が発生しているときの状態、心持ち、感覚を覚えておけば、普段の生活の中でもその心持ちになれば、いつどんなときでも、α波状態になることができるという訓練です。α波支配の状態は身体がリラックスしていて、手のひらも温かくなります。

半月くらいテープを聴いたのでしょうか。自分では充分くつろいでいると自覚しているのですけれど、ところがどうしても音と光のフィードバックがないんです。
販売代理店にクレイムをつけようと思った矢先、ユーザーの集いのお知らせがありましたもので、その時に文句とイヤミを言おう思ってそれまで充分心の準備をしておりました。

その集会では、訓練の成果を確かめるため、一人一人の脳波(α波レベル)を測定してくれました。そこでわかったことは、私のα波レベルは相当高いということでした。
つまり、私が買ったフィードバック装置では、α波のレベルが高すぎて反応しなかったようなのです。それこそ消え入りそうな微弱なα波レベルであれば、それなりに音と光で知らせてくれるのでしょうが、私が発生しているα波は受信感度のキャパを超えてしまっているようなのでした。丁度、電流計の針が振り切れるように。

それでまたわかったことは、私は普段から脳波がα波状態らしく、特別訓練をしなくてもいいそうなんです♪ルンルン。

……って、それがわかってたら買わなかったんだよぉ〜〜(泣

さあ今日も、あなたのアタマをぷるんぷるんと震わるせる、そんな言葉をお届けします。


占いを一種のおまじないや統計学だと捉えている方は多いようです。
しかし、ほんとうの占いは天意を知るものであり、願望をかなえるためのものではありません。願望を叶えるメソッドは占いと別のものです。

もし、占いというものが統計学であるならば、その手相(手のシワ、スジ)の統計データがあるはずですから、現代のITテクノロジーをもってすれば、占い師にみてもらわなくてもたちどころに結果がでるはずです。しかし、そのようなものはこれまで公開されたことがありません。

たとえば、手相。
手のシワとシワを合わせてしわ寄せ〜

手のシワはころころと変ります。よく観察すると毎日ビミョーに変化しているのがわかります。不安定で不確定要素を含む手のかたち、色、シワ、スジなどをもとに判断することじたいが、統計学的ではないことは自明なことです。もっとも、手相は統計学ではないものの、占いを知らないひとでも、手の形、色、つや、シワの多少、濃淡などをみればあるていどのことはわかると思います。

たとえば、日焼けしてごつごつして血色がよくシワがシンプルでくっきりしている手の人は、元気でストレスをためることなく活気があり生命力も強いように見えます。
逆に青白く血色が悪く、シワがあるのかないのかわからないくらい弱弱しくしかもたくさんある手の人は、生命力が弱くストレスをためやすく決して幸福そうには見えないものです。
前者がひきこもりだと判断する人はいないでしょうし、後者を50人の職人を統率する大工の親方だと判断する人もいないでしょう。

このように相をみるということは、占い師でなくても日常【見た目】で判断している行為と同じメカニズムなのです。手のシワがこうなっているからこういう運命をたどる、なんてことはアリエナイことです。

とまあ、以上説明したことは巷のエンターテインメント的な占いに関していえることで、実はほんとうの(本物の)手相観てそうみは確かにいるのです。

しかしながら、それを本に著したりできるような理論体系でないため一般の手相判断理論は、あくまでも迷信とかエンターテインメント的なものにならざるをえないのであります。

[占いは「おまじない」でも「統計学」でもありません:2007年06月08日/リライト]


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