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商売がヘタな占い師【龍青三の占いエッセイ】

運を自分で開けない人の特徴は、自分のことがよくわかっていないことです。特に夫婦関係で悩んでいる妻が、この典型例と言えるでしょう。
彼女たちは深刻な顔をして占い師のもとを訪れ、自分の不幸を延々と語り続けます。まるで悲劇のヒロインを演じているかのようです。

「本当に大変だったんですねぇ、わかります、わかります」と、占い師に慰められると、彼女たちははらりと涙を流します。自分の話を理解してくれた占い師に感謝し、ますます依存していくのです。

金儲けが上手な占い師は、常に相談者の独善を肯定し続けるため、彼女たちは同じ問題を何度も相談します。これが商売の基本なのです。

一方、金儲けが下手な占い師は違うアプローチを取ります。
「ご主人にそんな器量もないのに、ないものねだりばっかりしてちゃだめですよ」と、独善的な態度を厳しく指摘するのです。

これを聞いた妻は怒って帰りますが、10年後には「あのときハッキリ言ってくれてありがとう」と感謝します。

自己認識が欠如していると、運を自分で開くことが難しくなります。それを見抜いて助けるのが占い師の役割ですが、そのアプローチによって結果は大きく変わります。

占い師は相談者の愚痴を黙って聞いてあげる愚痴聞き商売ではありません。
心理カウンセラーのような傾聴者でもありません。
時には相談者とって厳しい言葉になることもあるでしょう。

理解と共感で依存を助長するのか、それとも厳しい現実を突きつけて自立を促すのか。後者の道を選ぶことが、真の幸せへの第一歩となるでしょう。

[金持ち易者・貧乏易者:2007年06月17日/リライトバージョン]


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