見出し画像

ピンとキたらGo!【龍青三の占いエッセイ】

考えるな、感じるんだ。

これはブルース・リー主演の名作『燃えよドラゴン』の冒頭シーンの名言です。Don't think. Feel! It is like a finger pointing away to the moon.
考えるな、感じるんだ!それは月を指さすようなものだ。
『指が月を指すとき、愚者は指を見る』という中国のことわざも引用されています。この言葉は、言葉が月を指す指のようなもので、月の存在が理解できれば指は不要であることを示唆しています。言葉は真理への道しるべに過ぎないのです。

これまで、直感の重要性を語ってきましたが、直感を研ぎ澄ますためには、ブルース・リーのこのセリフのように、考えるのではなく、感じることに意識を集中させることが肝要です。

一流のスポーツ選手は、感じてすぐに行動できるからこそ迅速な対応が可能であり、その速さの中で感性が研磨されていきます。このノウハウはマニュアルには表現できません。

マニュアルに頼る人間は、予期しない事態が発生すると対応できませんが、感性に基づく人間は、突発的なトラブルに遭遇しても臨機応変に対応できます。

迅速な行動と柔軟な対応ができる人になるためには、自発的に現場で多くの経験を積み、研鑽を積むことが必要です。

自発的に行動することが重要であり、嫌々ながらやらされる仕事では、どれだけ経験を積んでも一流にはなれません。勝負事や仕事、人生において、事が起こった瞬間に対応できるのが一流の人間です。

幼少時に初めて自転車に乗れた感覚を思い出してください。
自転車や車を運転するときにあれこれ考えることはなく、自然に手足が動きます。自動操縦の状態です。

しかし、運転中に考え事をすると事故を引き起こすことがあります。身近な自転車や車の運転からもわかるように、スムーズに事が運んでいるときは、何も考えずに感性で行動しているのです。

勝負で運に恵まれている人も考え込むことはなく、感じたままに勝負しています。あれこれ悩んでいる人には運は訪れません。

「私はじっくり考えてから行動を起こします」と言って、なかなか行動に移せない人がいます。しかし、運のある人はまず行動を起こします。
行動を起こせない人の言い訳は「ただいま考え中……」です。難しい問題を解くように眉間に縦ジワを寄せているのです。

問題があるということは解答があるということです。では、その問題は誰が作っているのでしょうか?……自分です。自分で問題を作っているのだから、答えも知っているはずです。

それでも答えが出ない、つまり行動ができないのは、自分は考えているのではなく、ただ迷っているだけだからです。その背後にあるのは「恐怖心」です。恐怖の対象や実態がないのに怖いと感じ、怖いから動けなくなり、不安だから考え込むようになるのです。

では、恐怖心や不安から解放されるためにはどうしたらいいのでしょうか。恐怖ゆえに迷い、迷っているから考え込み、不安がますます大きくなるという悪循環から脱出するためには、まず迷いを断ち切ることです。立ち止まると迷いが生じるので、立ち止まらずにまず行動を起こすことが重要です。

[考えるな、感じるんだ:2007年7月/リライトバージョン]


龍青三の四柱推命学note一覧

龍青三のエッセイ一覧


龍青三のココナラサービス


#龍青三エッセイ #エッセイ #気づき #日々の気づき #雑文 #備忘録 #ココナラ #ブログ  #龍青三の四柱推命学 #四柱推命 #四柱推命学 #命理学 #四柱八字 #淵海子平 #子平推命 #子平

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?