運に左右されない唯一のライフスタイル【龍青三の占いエッセイ】

2024年7月24日 09:36

運気の位相が変わる転換点というものがあります。この転換点とは、例えばバイオリズムで知られているように、プラスからマイナス（あるいはその逆）に変わるポイントのことを指します。

バイオリズムではこれを要注意日と呼びますが、要注意日が悪い日（つまり悪いことが起こる日）を意味するわけではありません。

『五行の気』にも良い悪いは存在せず、運気も同様に本来は善悪の区別がないのです。顕れる事象はエネルギーのバランス次第で変わるだけなのです。

『五行の気』とは、冷・熱・風・燥・湿のことを指します。
例えば、『冷』が過ぎると水が氷になり、『熱』と出合うと氷が溶けるといったように、事象の変化が起こるだけです。そこに人間を介在させることで、その人にとっての時期を判断することができるのです。

春に種を蒔き、秋に収穫し、冬に蓄えるという自然の摂理に従い、自身の運気をよく読み取って行動することが開運の鍵となります。運が悪いと思い込んでいる人は、まるで冬の凍った田んぼに一生懸命種を蒔いているようなものです。自分の人生の春夏秋冬をしっかりと把握し、それに応じて行動することが重要です。

例えば、冬は充電期間であり、夏はいよいよ放電の時期が来たと考えるのです。充電期間に無駄に動き回り、放電期間に怠けているような人が運がないと言われるのです。

ところで、運に左右されない唯一のライフスタイルがあります。
それは、占いなどに依存しない生き方です。常に自然体で生きることが肝要です。

[人生の春夏秋冬を知る：2007年06月20日／リライトバージョン]

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