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【日常】庭の歯みがき🪥慣れたくはない、幸せのひとコマ

朝のルーティーンは歯をみがくこと

 朝のルーティーンといえばいくつかあります。「猫の伸びのポーズ・顔を洗う・歯をみがく・朝食を食べる・野菜ジュースを飲む……。」
なかでも特段、心地がいいものは歯みがきです。それも自宅の庭で行う歯みがきが。これまでは、家の中でするものだと思い込んでいましたが、どこか目覚めが悪いと言うか、起きている感覚がしない。まだ体の半分が寝ているような、そんな感覚。
大きく深呼吸をして自然に触れることで、外の空気が体内に送り込まれ、同時に程よく風に打たれる。
その感覚は、とても気持ちが良くて落ち着きます。

 以外にも外での歯みがきは、頭の中を空っぽに、できるものかも知れません。普段家の中で歯を磨くときは、磨き残しがないか丁寧に歯ブラシをします。加えて、頭の中でスマートフォンの映像や音が流れていたり、仕事や、将来のこと、幾つかの考え事が頭の中を右往左往しています。
もちろん外でも、みがき残しには気をつけますが、ただ、ひとたびスマホやテレビを置き去りに、外へ出て歯をみがくという行為は不思議とぼーっとする時間に変わります。この風通しの良いくつろぎは、何物にも変え難い。

 そんな状態は、1ミリもないような蟻の動きにも気づきます。音声や感情といった言語はそこにはなく、映像だけが流れている。お隣さんの玄関チャイムにも、ビクッと、反応してしまうほどに、自分と自然と、無心に向き合えることができるのです。

 朝起きる時間は、家を焦って出なくていいギリギリの時間なので、あの時間は4-5分といったところでしょうか。そんな具合が、案外いい効果をもたらしているのだと思っています。慣れたくはない、幸せのひとコマ。

文・画像 <竜星なつみ*>


最近、自宅の庭に出て本を読みたいと思っていますが、未だ体験できていない。本読みのお供にモッテコイの椅子を買いたいですね。楽しみです。



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