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僕の自己紹介

広島県尾道市因島──。

広島県と愛媛県の島々を結ぶ「しまなみ海道」が通っている島。戦国時代に瀬戸内海で活躍した「村上海賊(村上水軍)」の拠点があった島。マンガ『ヒカルの碁』にも出てくる天才囲碁棋士「本因坊秀策」が生まれた島。ほどよい苦味とサクッとした食感のある柑橘「八朔」が発祥地の島。「ポルノグラフィティ」の2人がバンド活動を始めた島。

僕はこんな島で生まれ育ちました。

因島は相撲が盛んだったりもするから、小学生の頃には地元の大会によく出ていました。家族が移動手段としてジェットスキーに乗っていたから、海が生活の一部になっています。周辺の島々と比べると人口が多いから、いろんなお店があって、便利な生活を送ってきました。もちろん、粋がっていた時期もありました(笑)。

小さい頃を思い返すと、とても楽しい記憶ばかりです。

青春時代の思い出は野球。とにかく野球ばっかりやっていました。本気でプロ野球選手を目指していたから、考えるのは「どうやったら野球が上手くなるのか?」ということ。広島県の広陵高校に入学して、野球部ではレギュラー。甲子園は2回経験して、ベスト4にもなりました。スカウトの話もあったけど、将来のことを考えて近畿大学に進学。でも、怪我で選手生命を絶たれることに……。

大学を卒業してからは因島に戻ってきました。

周りから草野球に誘われることもあったけど、無駄なプライドが邪魔をして、素直になれなくて、参加できず。いまでもたまに「スカウトの話を受けていたら、どうなっていたのだろう?」と考えることがあります。正直、挫折の経験はぬぐいきれていないのかもしれません。

でも、いま本気でやっていることがあります。

車屋です。

もともとはおじいちゃんがやっていた車屋。僕が関わり始めた6年前は黒字300万円だったけど、その翌年は赤字500万円。その翌年は赤字1100万円……。赤字経営というやつです。

おじいちゃんから経営を引き継ぎ、いま、車屋を本気で立て直している最中。その効果もあって、3年で黒字7000万円〜8000万円まで成長させられました。

このnoteで綴っていこうと思うのは「つぶれかけたおじいちゃんの車屋を、孫が復活させた話」。

ここらへんの島々では少し知られた話でもあるので、ほかの車屋さんから相談を受けることもあります。たぶん、こういった情報はインターネットにさえもなかなか載っていないので、一部の人にとっては価値があるのだと思います。noteでは、僕なりに「考えたこと」「試したこと」「効果のあったこと」などを書いていこうと思います。

正直に言うと、noteで記事を書くのは営業活動みたいなものです。でも、それは努力の結晶ともいえる誰かの事業をなくしたくないから。大切なものを失ってほしくないから。僕にできることがあれば、なにかしらのお手伝いをしたいから。

さて、それでは「つぶれかけたおじいちゃんの車屋を、孫が復活させた話」を始めましょう。


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