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話し合わないことを決めた理由 【つぶれかけたおじいちゃんの車屋を、孫が復活させた話 Vol.2】

赤字1100万円の事実を突きつけられて、僕は自分なりに理由を探ることにしました。

正確なデータは取っていないけど、客層はおじいちゃんの年代ばかり。70〜80歳ばかりです。免許返納をする人も多いし、車の乗り換え頻度も落ちます。お客さんが減っていることは少し考えただけもわかりました。

「これはなんとかしなければいけない」──。そう強く思ってから、いくつかの方法を提案しました。小さなことから大きなことまで、やった方がいいと思った施策を共有したのです。

でも、おじいちゃんは「お前に経営の何がわかるんだ!」と言ってくる……。そして「解決策はないかもしれないけど、頑張るんや!」と。

言いたいことはわかるけど、僕はそれではダメだと思っていました。もちろん、少しでも改善の余地はあります。

たとえば、仕入れてきた車に傷が入っていたら、店頭に並べるまでの間に綺麗にしなければいけません。板金塗装を外注したら3万円〜5万円かかってしまうところ、頑張って自分たちでやれば、材料費だけで抑えられます。でも、それでどれくらい解決するのかというと、頑張っても年間300万円〜400万円くらいの出費の削減。赤字1100万円が赤字700万円〜800万円になるだけで、頑張ったとしても赤字に変わりはありません。

おじいちゃんに「頑張るって根本的な解決なの?」と聞いても、「お前は何も知らないくせに、黙っとけや」と言われてしまう……。本当にバチバチとやりあってました。

なにも知らない人にとやかく言われるのはウザいという気持ちもわかります。僕は話し合っても仕方がないと思ったので、結果を出すことにしました。

莫大な売上をつくるまでには非常に時間がかかるから、まずはなにかをかたちにしよう、と。そこでおじいちゃんに提案していた内容のひとつだった、格安で車検サービスを提供している「車検のコバック」の加盟店になることを目指したのです。そうすれば、お客さんの数が増えるはずだから。

ほかにも車検に関するチェーン店は「車検の早太郎」「マッハ車検」「ホリデー車検」などがあるけど、どれも全国で100店舗くらいの規模。それはそれで本当にすごいけど、「車検のコバック」は全国に500店舗あり、CMなどもやっているから、知名度には差があります。本当に単純な考えです。

そこで「車検のコバック」の問い合わせフォームから加盟店になりたい旨を伝えたところ……返ってきた答えは「加盟できません」という返事。

ぶちのめされました(笑)。

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