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私が感じた人種差別。

今日7月1日はカナダの誕生日だ。

happy birthday Canada153歳おめでとう😊

そんなめでたい日だから、Canada dayについて色々書こうか迷ったが今日は昨日、買い物に行った時の出来事を書こうと思う。。


昨日私は、牧場のオーナーのセレステと一緒にオタワのコストコへ買い物に行った。初めて海外のコストコ、テンションが上がった。

【オタワ】とはカナダの首都で、私が現在住んでいるスミスス・フォールズと言う小さな町から、オタワまでは1時間くらいとわりと近い。     久しぶりの大きな街に来て、私が現在暮らす田舎では見かけないアジア人の方や、ムスリムの方、黒人の方や白人の方。沢山の人種がコストコへ買い物に来ていた。

この田舎へ来る前、私はカナダの最大都市のトロントで生活していた。  トロントは本当に沢山の人種が共存している街だった事を思い出した。  カナダは世界でもトップクラスの移民国家で、沢山の文化が存在する。  カナダのケベック州は、フランス語が公用語のエリアで私のファームのオーナーさんであるセレステはケベック州出身だ。だから、彼女は英語だけでなくフランス語も話す事ができる。

カナダのコストコのスケールに圧倒され、買い物を終えた私達はオタワのダウンタウンへ向かった。                       明日が、カナダデーな事もあって街は赤と白のカナダの国旗一色に染まっていた。 

コロナウイルスが無かったらもっと盛大なパレードや、打ち上げ花火が上がると彼女は言っていたが、建国記念日に日本のTシャツを着てお祭り騒ぎする文化がない日本で育った私からすると、カナダ人のカナダへの愛国心を感じる瞬間だった。 

そしてオタワの流れる素晴らしい建築物を見ながらどんどん進んで行き、 フランス語圏であるケベック州に向かった。ケベック州はセレステの故郷でもあり彼女の姉が暮らしている。今日は、彼女の姉に荷物を届ける用事でケベック州へ来た。

初めてお会いする、セレステの姉とその娘さん。3人の会話は、英語から始まりいきなりフランス語へ変わったりと、初めての光景に驚いてしまった。笑

フランス語の独特なアクセント英語で質問されて、まだまだ英語が上手ではない私は聞き取れない事もあったが3人はゆっくり話して私とコミュニケーションをとってくれた。

そんなこんなで、会話をしているとある男性がやってきた。セレステの姉の元旦那さんだった。離婚したからと言って仲違いしている雰囲気はなく普通に家族のように話しているのが見受けられた。私達はお互い軽く挨拶と自己紹介を交わした。

4人の会話は、フランス語と英語のミックスで私には所々何を話しているか全くわからない時があった。そして、彼が私にいくつか日本のことについて質問してきたが早くて聞き取れずに理解できない時もあった。

それと同時に、違和感を感じた。

いつも、一緒に仕事や生活をしているセレステが明らかに少し不機嫌になっているのがわかった。そして、「もう帰る」と行って私達は車に乗ってスミスス・フォールズの家まで帰った、、、


彼女はいつも、私にカナダの歴史や文化について教えてくれる。     今アメリカや、世界中で問題になっている黒人の差別の事についても私にわかりやすく人種差別の歴史的背景や、哲学を話してくれる。

彼女は差別がとにかく嫌いだ。

私達は以前、第二次世界大戦の話や差別のニュースの話、奴隷の話などで夜遅くまで話をした事がある。彼女は、その日何度も目に涙を浮かべた。  私が生きてきた短い人生よりより遥かに彼女は多くの経験をしているから、その涙は私には想像もできない色々なコトへの涙だと思う。 

昨日の出来事は、私も後からセレステに説明を受けて良い気分では無かったので詳しくは書かないが。セレステの姉の元旦那は


『Racist』


人種差別主義者だった。

今回が初めて体験する人種差別では無いが、帰りの車内ではいつも優しいセレステが明らかにイライラして悲しそうな姿を見て凄く私も悲しい気持ちになった。


皆さんは差別について真剣に考えた事がありますか?

私は、口では差別はだめだ!など言う物の、真剣に考えた事は今までなかった。

貧乏旅や人と違った事をしているとマウントを取られたり、見下されたり、した事があるがこれと、今世界中で問題になってる差別とはまた違う物だろう。

日本に住んでると、なかなか差別を受ける事もないだろうから考えた事もないと人も多い事だと思う。

それに加えて、日本は島国だ。               

他の国との外交が少ないため他の文化を知っている人や宗教について知らない人が多いだろう。

ムスリム教とヒンドゥー教について知っているか以前、友人に聞いても答えれる人は少なかった。

海外を旅をしてよく思う事がある。それは、他国の人の愛国心だ。    私は「日本が好きだ」とは言えるが、日本の事を詳しく説明できるかと言われたら説明できない。

私は、先ほども述べたようにセレステとブライヤンにカナダの文化や、歴史を教えてもらうし、たまに世界史を教えても事もある。         逆に、日本の事を質問されたりする事もある。私は、日常生活の文化や食文化のことなら答えられるが、

「日本の国土は?人口は?」「日本の人口は?」「日本にはどれくらいの移民がいるの?」「日本の政治ってどん感じなの?」「日本の差別って?」 

など、小学校で習う様な事や考えた事の無い質問が時々飛んでくる、、、 その度に、自分がいかに日本の文化をわかっていない事や、日本の歴史、母国の事を知らな過ぎていると痛感する。

過去に、インドを放浪していた時も宗教について全く考えた事がなかった私は、大きなカルチャーショックを受けた。

『差別』これについて昨日徹夜で考えたが、私なりの答えは

「無くならないだろうなが、自分自身は変わる事ができる」

が今の私なりの答えだ。

誰かに、「差別はよくないからするな!」と言っても100%人をコントロールするのは不可能だと思う。

てか、人をコントロールするなんて銃を突きつけたり金で支配しない限りできない事だろう。

私1人が世界を変えることはできないし他のどんなに凄い人が一生かけてもこの問題は無くならないと思うが、少しでもおかしいと思うことに

「なぜ?」

と疑問を持ち学び少しずつ毎日自分を変えていく事や、見て見ぬふりをせず今世界で起きている人種差別や様々な問題に関心を持って考え、学ぶ事はとても大切なのではないのかなと私は思う。


これは僕のYouTubeチャンネルです、もし良ければ遊びに来てください^^












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