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知らない街の誰かの物語

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2駅でさっと読み終えて、7駅分引き摺ってしまう。 夜眠りにつく前に読んで、朝まで眠れなくなるような物語を集めました。 これは、あなたの知らない誰かの物語。 *こちらは全て僕では…
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#終電

僕たちはもう二度と、友達には戻れないかもしれない

僕たちはもう二度と、友達には戻れないかもしれない

縛られるのが嫌いだから。
僕たちはそう言って互いに他の人と遊んでた。

別に特別なことはない。それが当然だと思ってたし、別れる時は別れるのだと思ってた。

どれだけ会える距離に居ても、どれだけ互いが暇でも、2人がそうしたいと思うまでは会うことも、ましてや電話をすることもなかった。

彼女との相性はよかった。
身体的な相性以上に、精神的に相性が良く、相手をストレスだと感じることもほとんどなかった。特

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