『仕事行けているから大丈夫です!』って、全然大丈夫じゃない!~主体的な生き方のススメ~
若い友人から、追突事故に遭ったというLINEが来ました。むち打ちっぽくなってかなりしんどい様子。頭痛や吐き気にも悩まされていると言います。でも彼女は、心配する私のメッセージに、
『仕事には行けているから大丈夫です!』と返信してきました。
私は
『大丈夫じゃない!』と送りました。
彼女はとても聡明で優秀な女性です。仕事にも熱心で子育てしながら仕事を続けています。
でも、このやり取りに私は強い違和感を覚えたのです。
『仕事ありき』の思考に囚われているのではないかと。
体調のバロメーターを、『仕事に行けるかどうか?』にして欲しくないと思います。
痛かったり辛かったりしても休めない?
違う。『休まない』のです。
有給の日数とかアポとか責任とか代わりがいないとか。いろいろ自分の中で『休まない』理由を積み上げていませんか?休んではいけないという刷り込みに自分自身も気づいていないのではないですか?
これがひどくなるとワーカホリックです。いえ、既にそうなのかもしれません。
仕事をサボるのと、辛いときに休むのは全然違います。
責任を持って仕事にあたるのと、自分の体調をみながら仕事を調整することは、両立するし、させなければならないのです。
『そんなこと言えるのは一部の仕事の人だけ。自分の今の仕事の状況だと絶対ムリ!』という声も聞こえてきそうです。でも、本当にそうでしょうか?
会社員、自営業、いろんな就業形態があることも踏まえての話です。
健やかなメンタルを保つために一番大事なのは、『主体的に生きる』ということ。仕事に対しても『やらされ仕事』ではなく『自分がやる』と思えるかどうかで、メンタルヘルスの具合は全然違ってきます。
休むことにも実は主体性が大事。
辛いときに休めるようになるには、普段からの素地づくりが必要です。自分ひとりで抱え込まないとか、普段からバックアップ体制を意識できているかとか。
主体的に仕事に関わることで、それは可能なはず。
体調のバロメーターは、『仕事に行けるかどうか』ではなく、
あなた自身が、自分自身に『元気?』と問いかけて、判断してください。
『今日は休みます、あとはよろしく!』と言える生き方。
ちょっと考えてみませんか?
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