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決算書の読み方 #2

こんにちは。
梶川龍之介です。

こちら2回目の投稿になります。
自己紹介については別投稿をご確認いただけますと幸いです。

本日ご紹介させていただくのは、題名の通り「決算書の読み方」になります。
私も今後、起業を考えておりまして会社とはどう成り立っているのか、を知りたいと思ってこちらの本を手に取りました。

前回の投稿で本を読む価値とは「その日から自分の行動が変わること」と記載させていただきました。
正直、その日に行動まで落とし込めるような内容ではなかったのですが、結構前に読んで非常に勉強になったのでご紹介させていただきます。

前回投稿はこちら。
https://note.com/ryunosuke1107/n/n001dba43bf0e

今回は、「世界一楽しい決算書の読み方 著者 大手町のランダムウォーカーさん」を元にご紹介させていただきます。

著者の方は、「日本全員が財務諸表を読める世界を創る」を合言葉に、
Twitter上で「会計クイズ」という参加型のイベントをされています。
私もTwitterとInstagramをフォローさせていただいてますが、
例を上げてクイズ形式で載せてくださっているので気になる方は是非のぞいてみてください。
ただ内容を覚えるだけではなく、具体例から実践形式でインプットからアウトプットまですることが可能です。

こちらには事例は記載しませんが、この後の説明を読んで気になった方は是非購入を検討してみてください。
ここで記載させていただくのは、説明文のみです。
大枠だけでも知っておくと良いでしょう。

決算書とは何か?

決算書とは、正式には財務諸表のことを指します。
後ほど、説明しますが会社の経営状況(この会社はいくら儲かったのか)や財務状況(会社にはいくら財産があるのか)を表す書類のことです。
いわゆる会社の健康状態を表す書類と捉えていただくとイメージがつきやすいかと思います。

基本的には、
①貸借対照表(P/L)
②損益計算書(P/L)
③キャッシュ・フロー計算書(C/S)
この三つを財務3表と言います。

別途、決算書には株式資本等変動計算書(S/S)もありますが今回は飛ばさせていただきますので興味のある方は調べてみてください。

決算書を見ると、その企業のビジネスと紐付けて理解できるようになり、筋の通った分析ができるようになります。
(私はまだ完全には読めませんが、こういう仕組みでビジネスモデルができているんだ、同業他社との差別化や販売戦略やペルソナ、マーケティングの戦略や体現価値まで、仕組みも知れてかなり営業にも役に立っています。)

また、決算書を読めるようになると、決算書の背景にある取引が見えるようになり、「決算上の売上高や利益は、なぜこの数値になっているのか?」と考えられるようにもなります。

決算書とは誰のために公開されているのか?

こちら気になりますよね。
決算書は、ステークホルダーの人が読みます。
ステークホルダーとは、企業組織における利害関係者という意味です。

これを聞いて皆様は、どういう人を思い浮かべますか?

対象者は、株主・投資家・経営者・従業員・顧客・取引先も含まれ、非常に広範囲に及びます。
決算書はこういったステークホルダーのために公開されているのです。

投資家や銀行員、経営企画ポジションの人が見るという認識はありましたが、優秀な就活生も拝見しているという事実には驚きました。笑
今後伸びる企業なのか、どういう展開をしていく予定なのかなどのヒアリングにも使えますし、説得力をつけることもできますね。

では、早速ですが財務諸表の中身の3つの説明に入らせていただきます。

①貸借対照表(B/S)とは

貸借対照表とは、上記に記載させていただきましたが、簡単に説明すると「財政の状況」を表すもので企業が保有している財産(現金や建物など)の残高を記載しているものです。

貸借対照表からは以下の情報を読み取って、会社の財政状況を把握することができます。

・会社が持っている「資産」
・返済する義務がある「負債」
・総資産から負債を差し引いて残る返済義務のない「純資産」

つまり、貸借対照表からは、会社がどのようにして資金を調達し、調達した資金をどのように運用しているかを確認することができるのです。こうして「財産に関する情報」(財政状態と言います)をまとめたものが、貸借対照表となります。

英語では、「バランスシート」と言います。
日本でもこの頭文字を取って、「B/S」と呼ばれます。これが一番使われるそうです。

<a.実際には何が記載されているの?>
・左側(資産)ー「資産」の中には、企業が保有している現金や建物などの財産の情報が記載されている。
・右側(負債と純資産)ー「負債」の中には、企業の借金や債務など。他人から借りているお金の情報が記載され、「純資産」の中には、経営者が会社を設立する際に入れたお金や、会社が利益をあげることで獲得したお金の情報が記載されている。

<b.実際にはどのように記載されているの?>
・経営者が100万円のお金を会社に入れて、会社を設立したとします。
・100万円だけでは将来が不安なので、200万円を銀行から借ります・

以上の2つのことが起こった場合、B/Sには次の図のように記載されます。

・資金には「現金」が300万円(銀行から借りたお金と、経営者が会社に入れたお金)。
・夫妻には「借入金」が200万円(銀行から借りたお金)。
・純資産には「資本金」が100万円(経営者が会社に入れたお金)。

世界一楽しい決算書の読み方 著者 大手町のランダムウォーカーさんより

決算期は、この財政状況をよくすることで
「決算期に売りまくる=現金が増える=会社が健康!」となり、
決算セールとかで安くなったりもしますよね。

もう少し踏み込んで「資産」「負債」「純資産」のそれぞれについて詳しく知りたい方は、是非調べてみてください。

この項目は以上になりますが、言語だけでは理解しづらいかと思いますので実際の決算書を拝見してみてください。

②損益計算書とは(P/L)

損益計算書は、会計期間内にどれだけの費用がかかり、どれだけの利益が生まれたかといった経営成績を知るために用いられます。
簡単に言うと企業の成績表ですね。

損益計算書に明記されている項目は、
営業利益、売上総利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益の5つ。

英語では、「プロフィット&ロス・ステートメント」といい、頭文字をとって「P/L」と呼ばれることが多いです。
日本語で略すと、「利益&損益・計算書」ですね。

どれくらいの収益が得られるのか、それぞれに対して仕入れ代金、人件費、家賃などの費用がどの程度かかったのか、そしてその結果、利益や損失はどの程度だったのか、が分かるようになっています。

<P/Lとは?>
・収益は、企業が事業を行って生み出した成果が記載される
・費用は、収益を生み出すために要した努力が記載される。
・利益は、収益−費用で算出される。
・P/Lは、「収益」「費用」「利益」の3つから構成される・
・P/Lは、特定期間における会社の経営成績を表す。また、その成績表から、会社が損益を獲得するために、どのような努力をしたのか読み取ることができる。

世界一楽しい決算書の読み方 著者 大手町のランダムウォーカーさんより

③キャッシュ・フロー計算書(C/S)

キャッシュフロー計算書は、現金の増減とその理由を示す役割があります。決算の期首にいくらの現金があって、期末にいくら残っているかという現金の流れが把握できます。キャッシュフロー計算書を確認すれば、現時点で手元にある現金の額を把握することができます。

ちなみに、財務三表のうち、「貸借対照表」はお金の調達方法と運用のしかたを表し、「損益計算書」は利益の生み出し方を表しています。貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書は深く関連していて、企業が置かれている状況を総合的に判断することが可能なんです。

たまに聞く「黒字倒産」ですが、利益があっても現金がなくなって仕入代金などが支払えなくなり、倒産に至るというケースもキャッシュフロー計算書を理解しておくことで防ぐことができるはずです。

キャッシュ・フローというくらいですから、お金の動きを理解できるもので、基本的に企業の活動を大きく分けると、「営業活動」「投資活動」「財務活動」の3つがあります。
その3つの内容で流入、流出した現金の動きが記載されるものです。

<C/Sとは?>
・C/Sは現金預金の動きを見ることができる表である。
・動きは、営業活動、投資活動、財務活動に分けて把握する。
・営業C/Sは、本業の事業によってどれくらいの預金現金が動いていたかを示す。
・投資C/Sは、固定資産や株式などの投資によってどれくらいの現金預金が動いたかを示す。
・財務C/Sは、借入や投資などの資金調達によってどれくらいの現金預金が動いたかを示す。
・C/Sは黒字倒産に陥らないために重要な、現金預金の動きをしっかりと把握できる。

世界一楽しい決算書の読み方 著者 大手町のランダムウォーカーさんより



以上になります。
いかがでしたでしょうか。

文章で説明すると正直、何を言っているのか初めて読む方には理解しづらいと思います。
是非、この参考にさせていただいた本やインターネットを拝見していただけますと幸いです。

私もこれを理解して営業活動や事業計画書やP/Lに役立てています。
まだまだ実践的な理解が足りなくてこれからたくさん考える機会があると思いますので更なる気付きがあれば更新していこうと思います。
(ここに書いてあることも表現の違い等あればご教示ください。)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、事業計画書の作成方法や手順について投稿しようと思っておりますのでご期待ください(^^)♪

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