解決法は明白。

ここ数日、まさに最近の話だが、どうも気分が落ち着かない。そわそわするというか、居ても立っても居られなくなるような感覚が僕に強く迫ってくるようだ。

もしかしたら、コロナのせいかもしれない。今まで経験してきたのとは全く異なる生活を強いられている。5月に入っても未だに始まらない授業や閑散としたGW。何もかもが「異質」で「異常」な日常。否、もはや日常ですらない。「非日常」である。

コロナがもたらした災厄が、ミクロで言うなら個人の生活を、マクロで言うなら社会・世界を大きく揺さぶっている。そうした心理上の違和感や歪が不安感情を呼び覚まし、心を覆ってしまっているのではないか。

あるいは、そんな壮大で悲劇的な話をするまでもないのかもしれない。

大学で2留——すなわち大学生活を6年間も送る羽目になったわけだが、同期の多くが社会人生活を送り始めている中で、自分は未だにたった一人で二の足を踏んでいる。未だに学費も生活費も食費も全て、経済的に親に依存している。それがそこはかとない気持ち悪さを醸し出しているのかもしれない。

ところで、交際の在り方について悩んでいる。

彼女と付き合って今年で三年目に突入していく。彼女は大学を卒業し、社会人になったが、慢心することは決してなく今でも自己研鑽の意欲に満ちている。実際にこのGWは毎日朝から資格の勉強に励んでいるらしい。そんな努力家の彼女を見ていると、僕自身の生活のだらしなさが恥ずかしくなり、自分が情けなくなる。僕はこのままでいいわけがないだろうと考えると、焦るような気持ちにもなる。それもまた僕が抱える気持ち悪さ・不安の一つなのかもしれない。

加えて、今の僕は彼女に甘えてばかり。彼女は一足も二足も先に社会人になった。慣れない新居・一人暮らしに、そもそも自分に関するお金を全て自分で賄わなければならないプレッシャーが、彼女の精神状態を不安定で暗いものにする可能性は大いにある。(今時男が女がなんてジェンダー論的にあまり言いたくないけれど)ここは僕としても男を見せて、彼女を甘えさせて肩の力を抜いてもらおうだとか、リラックスしてもらおうだとか、感情の受け皿になるとか、色々彼氏としてしっかりしなければならないはず。それにもかかわらず、僕が一方的に甘えてばかりだ。これは良くないと思っている。それもまた居心地の悪さ=気持ち悪さなのだろう。

いよいよ新学期を迎える。せめて一歩だけでも踏み出す時が来た。

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