事業計画書(事業再構築補助金 第7回公募)

最近2ヶ月ほど、沖縄県の製造業の経営者、ビジネスパートナー、金融機関と事業再構築補助金の事業計画書の構成に取り組んできました。

 経営者にとっても私たちのような外部支援者にとっても、対象企業の上手くいっていないところを直視しなければならないため、精神的にも辛かったのですが、その成果として『事業計画書』を<形>にすることで、理想とする姿とのギャップを前向きにポジティブに捉えることができます。

《難解な要項にはヒントがたくさん詰まっている》

 各種補助金の要項は事細か丁寧に書かれているため、内容が盛り盛りで難解です。
 それを読み解くのがFA(ファイナンシャルアドバイザー)の役割と自負していますが、記載が必要な事項はものすごく考えられている優れもので、対象企業の現状や、外部環境などあらゆるものを体系化して一つの<計画書>に集約するため、改めて読み返すと誰も気付かなかったような新たな発見がいくつもあります。
 これは補助金を申請するしないに関わらず、活用する価値があるものです。

《ミーティングはweb形式で短時間》

 現状把握やあるべき姿の議論などをTeams会議(Webミーティング)で30分以内の短時間で数多く重ねてきました。
▶︎ 短時間で設定するのは、議論を長時間こなすことで<やったつもりになる><煮詰まってしまう>ことを避けるため
▶︎ 事前に議題として<決めたいこと><相談したこと>を明確にする
▶︎ ミーティング後は次回までのToDoを添えて速やかに<議事録>にして共有

《議論を体系化し、計画書を作成するツール》

▶︎ 機器はMac、iPad、iPhone
・アイディアや懸念事項が浮かんだとき、どの機器からもすぐにメモするため
▶︎ コミュニケーションツールはMessenger(Facebookのメッセージアプリ)
・メンバーとリアルタイムでチャット
・事業に関する真面目な内容だけでなく、時間外には雑談を書いてメンバーの気持ちの距離を近づける効果も
▶︎ データ共有はTeamsとSharepoint
・リアルタイムで最新のファイルをメンバ各人が編集できる
・誤って削除や加筆をした際に残っているバージョン履歴から遡ることができる
▶︎ ドキュメント作成はAppleのiWork
・Mac、iPad、iPhoneに標準で入っているOfficeアプリ
・2ヶ月の長丁場で何十回もドラフトを書き加えても文字やデザインのレイアウトが崩れたり、ファイルが肥大化したりしない
・事業計画書はPages(ワープロ)をベースに、Numbers(表計算)やKeynote(スライド、図解)を埋め込み、PDFで出力


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