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イソップ童話「熊と旅人」について

いざというとき、緊急の時にこそ、その人の本性が現れると思っているたつやです。

今回は、イソップ童話の中でもそんな緊急時の対応について描かれた「熊と旅人」についてお話しようと思います。

「熊と旅人」の物語は、2人の旅人が熊に遭遇し、1人は慌てて木の上によじ登り、1人は逃げ遅れて仕方なく死んだふりをしました。

熊はその旅人の耳元に口を当て「危ない時に友達を捨て、自分だけ逃げるような薄情な相手とはもう別れろ」と告げて去っていくというお話です。

色々とツッコミどころのあるお話ではありますが、この話で大切なところを3つにまとめました。

1つ目は、緊急時にどういう対応が取れるかというところです。
1人は一心不乱に木に登りましたが、この時にもうひとりのことを考えていたとは思えません。

もちろん、自分の身は自分で守るべきですが、自分たちが2人で旅をしていたということから、もっと取れる対応はあったんじゃないかと思います。
(気に登ることが、果たして助かる道だったのかも怪しいですが、、、)

2つ目は、死んだふりは熊には通用しないということです。
これはこの物語の教訓ではありませんが、誤解されないように書いておきます。

熊を前に死んだふりなんてしてはいけません。
熊は死肉も食べるので、普通に襲われます。気をつけてください。

3つ目は、熊の正論についてです。
危ないとき、緊急事態に友達を見捨てて自分だけ助かろうとする人とは縁を切るべき。

旅人も、まさか熊にこんな正論を諭されるとは思ってもみなかったでしょうね(笑)
実際、木に登った旅人が薄情だったかどうかは意見が分かれるところだとは思いますが、、、。

旅人が熊に諭されるという謎のお話ですが、緊急時に人の本性が出てしまうということを如実に伝えてくれている話だなと思いました。

ということで、本日のまとめです。

イソップ物語「熊と旅人」は、いざという時に人の本性は現れるという物語でした。

自分の命はもちろん大切ですし、自分の人生なんだから自分優先で考えないといけないのは間違いありません。

ただ、いざという時に友を見捨てるような選択をしないように、常日頃から、自分にとって何が大切で、何をどうしたいのか、自分のなかの人生の優先順位のようなものは、意識しておくべきかも知れませんね。

自分の人生、大切に生きていきたいものです。
世の中、こんな優しい熊ばかりじゃないので、自分の身を守るのは自分、自分の周りの人間を見定めるのも自分なので、しっかり普段から周りを見ておきましょうという共有でした。

ご拝読いただき、ありがとうございました。

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