見出し画像

すいません、吸えません

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

4/1に施行開始された「受動喫煙防止法」をうけて、近所の居酒屋チェーンなどが嘆いています。

常連さんに申し訳ない

飲み食いしながら煙草に火をつける、そして会話をする。これが出来なくなってしまった。店内の灰皿を寂しそうに撤去しながら、ニュースや情報を知らない客様がタバコに火をつけようとすると、「すいません、法律で決まっちゃいまして。お店の中で吸えないんです」それを聞いて『常連だからこっそりいいじゃん!』とか無茶を言う人にひたすら頭を下げる店主の姿。文句を言われる筋合いはないのだが、『だったらいい、帰る!』と怒って帰ってしまうお客様の姿にため息をついていらっしゃいました。

マナーの悪いポイ捨て増加

喫煙者の開き直りは本当にたちが悪く、「だったらどこで吸えばいいんだ、税金払ってるんだぞ!」と路上喫煙禁止場所でタバコをふかし、吸い殻をポイ捨てする。酷い時には火のついたまま他人の敷地の中にポイと投げ込む。そもそも歩きたばこをすると副流煙もそうだが、持っているその位置に子供の目線が来ることが怖いという本質を忘れてしまっているように見える。

でも気持ちはわかる気がする

確かに酒税もそうだがタバコも嗜好品であり、大きな税品が掛けられている。吸わない人からすると知った事では無いが、喫煙者からすると余分に税金を払っているのだ。とはいえ、嗜好品なのだから税金を払ってでも吸いたいという気持ちはわかるが、それとマナーの悪さは比例すべきものではない。東京オリンピックを見据えての事なのか、喫煙できる場所がどんどん減っている事は事実で、いわば「救済場所がないのに自販機ではタバコが売られている」という状態だ。これは「ジュースの自販機の横にゴミ箱が無い」というのと同じと言えば同じではないだろうか。まあもっともジュースの場合は火をつけたり煙で迷惑が掛かったりすることは無いのだが。

禁止だけではなく救済措置も必要

コンビニや飲食店の前から灰皿が姿を消した。喫煙者からすると「じゃあどこで吸えばいい?」となるのは必然だ。パチンコ店などでも禁煙、喫茶店でも禁煙、喫煙ブースは無いとなると、『そんなにするなら売るな!』という気持ちもわからなくはない。喫煙者の多くは『タバコ辞めてまで長生きしたいと思わない』とか『そんなにヘビースモーカーではないから』と、自分本位で話をするが、現実に喫煙者の方が肺炎率が高いとなっても『だから?』という言葉を聞く。お酒もたばこも結局グレーゾーンのまま、どこかに棚上げされそうな気がしてならない。「白か黒か」という飲酒運転撲滅のような決定事項は、事故が起こってからでないと危機感は生まれにくいのも事実だ。

りゅうこころでした。ryukokoro


この記事が参加している募集

#オープン社内報

22,594件

重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。