「歳を重ねた兄妹の絆」（そばで見てきた二人の関係）

皆さん、こんにちは。
ryukoです。

台風10号…
皆さんは大丈夫ですか？
今、こちらは雨が降っているものの
風は、さほどありません。
皆さん、お気を付けくださいね。

…昨日、以前私が勤めていた病院へ
島根県の病院から魔王（母）の兄が
転院しました。

体調を崩していた叔父は
地元の病院に入院していましたが
症状が落ち着いても
老夫婦2人での生活は困難・医療行為が必要
ということで
「療養型の病院」が選択されたのです。

叔母も施設へ入所しました。

思えば…8人兄妹の長子の叔父と
末っ子の魔王は…15歳近く歳も離れ
親子のような間柄にも見えるほどでした。

今日は叔父に対する魔王の心を
書いてみます。

　　　　　　
　　　　　　…何かがひと段落…

　　　　魔王は、若い頃から親のように
　　可愛がってくれた兄をとても慕っていた。
　　　　　　（ように見える…）

　　　　両親が経済的にも身体的にも
　　力がなかったため親代わりの兄だったと。

　　　　過去、色々助けてもらったことを
　　　　嬉しそうに何度も話してくれた。

　　　　　　　　…それがよ！

　　　　　歳を重ねるたびに叔父は
　　　　　難しい性格になってきた…。
　　　　　　　　（らしい…）

　　　　　そんなこんなで魔王の
　　叔父に対する愚痴がここ数年増えていた。

　　　「TVはNHKを観ないとバカになる！」
　　　　昔はそれが口癖の叔父。（笑）

　　　　　くそ頑固で融通が利かない。
　　　　　　　人の話も聞かない…

　　　　　どうしてご飯を食べる時に
　　　　　　入れ歯を外すんだ！
　　　　外食時は恥ずかしいからやめて！

　　　　　いつも外出を強要するな！
　　　　（ドライブが好きだった叔父）

　　　　特に排泄に対する意識が低い！

　　　　　最近は、徘徊も時々あり
　　　　耳が遠くなった90歳の叔父…

　　　　　　　　腹が立つ！

　　　　頻繁に文句を言うようになった。

　　　　昔の叔父の愚痴まで追加され…
　　　　叔父の子どもたちに対しても
　　　　　　　イライラしたり…

　　　　　　　介護に対しては
　　　　「自分が主に動くのは違う」

　　　そう言いながら叔父夫婦の介護を
　　　　　ずっと気にかけて数年。

　　　その間、愚痴を何年も聞いてきた私…。
　　　　　　　　　(;´∀｀)

　　　　　　　　周囲の人には
　　　「老いに対して理解があり
　　　　　　　　　　　面倒見の良い妹」
　　　　　で、いたかったに違いない。

　　　　　　　　　しかし…

　　　　　　兄の老いていく姿を
　　　一番、受け入れられなかったのは
　　　　　　魔王かもしれない。

　　　　2人は口げんかも絶えなかったが
　　　　それすら出来なくなっていたし…。

　　　　　　口にはしないものの
　　　「寂しい」感情と戦っているように
　　　　　　　　　感じる。

　　　　私にとって叔父はユーモアのある
　　　　　　　とても優しい人だ。
　　　　　春にはワラビを一緒に採った。
　　　夏には、これでもかと梅を一緒に採った。

　　　　　一緒にご飯も食べに行ったし
　　顔を見に一人でも叔父夫婦に会いに行った。

　　　　　細かいところにまで気を配り
　　　　　頑固に一人でも田んぼを守った。
　　　　　とても働き者で愛情溢れる人だ。

　　　　　面白い顔もよくしてくれたし
　　　　　　ひょうきんなところは…
　　　　　祖父とそっくりになっていた。

　　　　そういえば、2人で「のど自慢」を
　　　会場まで観に行ったこともあったなあ。

　　　　魔王は兄の愚痴ばかり言っていたが
　　　　　叔父が妹の文句を言ったことは
　　　　　　　　一度もない。（笑）
　　　　（私には…言えなかったのだろうか）

　　　　　そんな感じで交流を持ち続けた
　　　　　　　　2人を見ていると…
　　　　　　　微笑ましさすら覚える。

　　　　　　　　魔王は叔父が
　　　　心配で仕方がなかったのだろう。

　　　　　　私に愚痴を言うことで
　　　　周囲には余裕を演じられたはず。

　　　　一番そばで魔王を見てきた私には
　　　　　言葉の裏の感情が伝わるのだ。

　　　　　　今回の入院である意味
　　　　このドタバタ劇もひと段落した。

　　　　　　　魔王の心もまた…
　　　　　変化していくのだろうな…。

　強い絆の兄妹だと思います。
　そして70代になっても
　末っ子気質の魔王は
　「お兄ちゃん子」
　なのでしょう。（笑）

　また叔父の入院で私は疎遠だった
　従姉との交流が持てました。
　久しぶりに会えて嬉しかったです。

　祖父母の思い出話だったり
　ちょっと不思議な話とかも沢山出来たので
　また別の記事で書こうかと思います。

　　P.S
　　　魔王よ、私たち親子もいろいろあったが
　　　最期まで私がそばにいるよ。
　　　仕方がないじゃないか！
　
　　　私とは…縁も深いのだろうから
　　　愚痴を言いつつ介護してやるよ！
　　　(^0_0^)