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ヤンチャ小僧が栄養士を経て、フリーランストレーナーになった話。


明けましておめでとうございます!
龍貴(りゅうき)と申します。

記念すべき1回目の投稿は…
毎日友達と遊ぶヤンチャに憧れた小僧が
調理師・栄養士・スポーツクラブ副支配人を経て
フリーランスのパーソナルトレーナーになった
現在までの人生を綴ります。

1.中学生日記

小学生の頃は、内気でぽっちゃりな僕。
クラスでも目立つ方ではなく、細々と学校を楽しんでいました。

特に大きなイベントもなく小学校を卒業し
近所の中学校に入学。

そこで友達からの誘いもあり「野球部」に入部。
このことがきっかけで内気なぽっちゃり君が
学生特有の変化を見せていくことになります。

部活動と成長期が重なり、見違えるほどのダイエットに成功!さらに野球部に誘ってくれた友達が俗に言う「一軍」だったため
部活にも行かなくなり、遊び呆けました。

ヤンチャに憧れるのも時間の問題。
良いことも悪いことも程々にしていました。
(迷惑をかけた方々、本当に申し訳ございません)

そんな日々を過ごした中学校生活。
3年生になり進学の事を考え始めた時、先生から言われた言葉を今でも覚えています。

「キックボクシング部がある定時制の高校か、調理科の高校のどちらかしか行けないよ」

僕は中学生の頃、キックボクシングを習っていたので遠回しに勧められたのだと思います。
調理の高校は姉がすでに通っていたからです。

正直将来のことを何も考えてなかった僕は
大ヒット漫画「SLAM DUNK」の影響で高校に行ったらバスケをやるんだ!!と決めていたので、迷わず調理の高校を選びました。浅はか。

周りの支えのおかげで、無事高校に合格。


2.高校生日記

バスケだけが目的で入学した高校。
卒業する頃には、楽しすぎて涙を流すとは想像もできませんでした。

入学式。友達も誰もいない。
調子に乗ってる僕は風邪でもないのにマスクを付け、意味もなく何かを睨んでいました。
(心の中は緊張でいっぱい)

入学式が終わり、クラスに行っても威嚇。
配られた教科書に名前を書くが、
誤って隣の女子の教科書にも自分の名前を書いてしまう。赤面するがトトロに出てくるカンタが
さつきに傘を渡すように教科書を渡し逃れる。
(今思うと絶対にバレてるし、もはや可愛い)

そんな中で気がつく、前の席にいる小さい色白の男が中学生の頃バスケ部だったと!!!
すぐに話しかけ、バスケ部に入る事を決意し
一緒に入部へと向かった。

だが当時のバスケ部員は3年生1人、2年生1人の計2人。僕たち2人を足しても4人!試合できない…

色白くんと一緒に声をかけて
1年生からプラスで2人獲得し計6人!!
無事に憧れのバスケ部が完成しました。

これからは部活に全てを注ぐつもりが
少しずつ料理の楽しさを覚えることになります。

調理担当の先生が面白すぎたのと
学生ながら料理の技術に順位がついたり
イベントの選抜に選ばれたりなど
ハッキリしているのが僕の好みでした!

憧れだったバスケとまさかの出会いをした料理で
充実しすぎる高校生活を過ごしました。

少しの実力と運があったことから
色々な調理に選抜していただき経験を積むことができました。

部活では男子バスケ部初の大会優勝も成し遂げることができました。

無事に調理師免許を取得し、思い出と経験を胸に高校を卒業しました


3.専門学生日記

通っていた高校には系列の栄養専門学校があり
まだやりたいことが決まっていなかった僕は
流れに身を任せ、栄養士の専門学校へと入学しました。

義務教育時代とは訳が違うため
勉強と実習の毎日に楽しさはあまりありませんでした。

そんな当時の趣味は「筋トレ」でした。

高校の部活動やキックボクシングで筋トレを始めて、頻繁ではないですが継続していました。

ですがほとんど自己流だったため
今思うと「筋トレもどき」でした。

栄養士を目指していたので、当然筋トレと繋がる内容も教科にはありました。
そこから自分の目標は「スポーツ栄養士」になりました。

スポーツ選手をサポートする栄養士を目指して
栄養と身体の勉強をし、自分自身もトレーニングをしていました。

そして就職活動の際、スポーツクラブ、調理師、栄養士の求人がある中、僕は栄養士の会社に就職しました。

そこの会社はオリンピックにも携わっていた経験もあったためスポーツ栄養士を目指す自分としてはもってこいの場所だと思いました。

就職先も決まり、無事栄養士免許を取得。
専門学校を卒業します。

4.社会人日記(新卒編)

栄養士の中では大手の会社に就職。
内定式には同期が約300人ほどいました。

最初からスポーツ栄養士になれるわけはなく
小学校、学食、病院、老人ホームなどの
様々な勤務先がある中で僕が配属されたのが
「老人ホーム」でした。

これがなんとも大変で、AM3:00に起床し
4:00〜13:00勤務か10:30〜19:30のどちらかをシフト制で行っていました。

休みはほとんど平日。
友達との時間も合わずGW、お盆、年末年始も関係なく仕事だったので
自分には合わず、体力的にも精神的にも物凄く辛かったのを覚えています。

最低でも1年は頑張ろうと決め、約1年2ヶ月で限界を迎えてしまい退職しました。

何も考えずに退職してしまったため
グータラと適当に過ごしていました。

2ヶ月程経った頃、流石に仕事しないと
生きていけないと思い、調理の現場に戻るか
もはや自分で店を開いてみるかなど迷走した先に出てきたのが「筋トレ」でした。

就職後もニート期間も
軽くではありますが、筋トレは継続しており
それを仕事にしようとスポーツクラブへの就職を目指しました。

ですが探しても正社員募集はなく
アルバイト募集ばかりでした。
当時の僕は21歳だったため、アルバイトは嫌だったのですが、そんなことも言ってられず
某スポーツクラブにアルバイトとして入社しました。

5.社会人日記(中途編)

スポーツクラブに就職した僕はアルバイト…
そこのスポーツクラブはアルバイトとして1年間勤務したら契約社員になるための試験を受けられるという流れになっていました。

ですが1年間勤務していたら必ず試験が受けられるという訳ではなく、店舗支配人からの推薦が必要でした。

そのためアルバイトの時点で会社に貢献する必要があると思い、沢山の業務をさせていただきました。

ジム・プール監視、フロント、清掃などはもちろんのこと。
スタジオレッスン、キッズのプール指導、外部イベント、事務作業などなど。

周りの人達にご指導いただきながら業務を行い
1年経ち、契約社員への試験を受けれることになりました。

試験は面接と筆記があり、どちらも合格できれば契約社員になれます。試験実施後、問題が発生。

筆記試験の点数が低すぎるという前代未聞の結果となってしまいました。

当時の支配人からは説教を超えて、もはや呆れられていたと思います。
ですが有難いことに一度だけ再試験をさせてくれることになりました。

申し訳なさと責任感を背負い猛勉強し
再試験で合格!無事に契約社員となりました。

6.社会人日記(契約社員編)

ギリギリ契約社員になれた僕は有難いことに怒涛の日々を過ごしていました。

契約社員になると同時にジム・スタジオリーダーというものになり、店舗のシフトも管理することとなりました。
このパターンは珍しく、当時の支配人に期待していただいてたのかなと思います。

右も左も分からない状況でしたが、死にものぐるいで仕事をしていました。
毎日残業しながら踏ん張って、支配人に認めてもらいたいの一心で打ち込んでいました。

少しずつ仕事に慣れてきた頃に
尊敬していた支配人の「異動」が決まりました。

僕のいたスポーツクラブでは異動が珍しくなく
よくあることだったのですが、僕にはショックな出来事でした。

支配人が地方に異動した後は、あまり仕事がうまくいかず日々悩んでいました。

そのタイミングでまさかの自分も異動となりました。少し田舎の店舗から東京都心への移動です。

今思うと、この異動にはすごく意味があり
自分の人生を変えることとなります。


7.社会人日記(東京都心編)

異動先の店舗は社員全員女性という
これまた珍しい店舗でした。

そこの支配人が太陽みたいなすごい人で
人としても上司としても憧れる存在でした。

大変なこともありましたが、仕事がしやすく
僕にはすごく合っている店舗でした。色々な事に挑戦させていただきやりたい事も沢山やらせていただきました。

アルバイトと同様に、契約社員も1年の勤務後
支配人に推薦してもらえれば、正社員への試験を受けられます。

ですが、コロナウイルスの影響で
正社員への試験は何年も見送りになっていました。

ようやくコロナが落ち着き、当時の契約社員から成績が良い数名のみ正社員への試験が受けれることになりました!

その数名に選んでいただき、試験を受けれることになったのですが、またやらかしてしまいます。

前回と同様、筆記の点数が低すぎる。

自分なりに勉強はしたつもりだったのですが
同じ過ちを繰り返してしまいまた再試験となりました。

周りの方々のお陰で再試験を合格!
正社員になることができました。

正社員になって半年後、さらに仕事を頑張っていた僕に2度目の異動が決まります。

場所はなんと「大阪」
さらにその店舗の「副支配人」となります。

正社員になって半年後に副支配人へと役職がつく。さらに東京から大阪へ異動。

こりゃまた大変なことになりました。

8.社会人日記(大阪編)

不安だらけの大阪へ異動。
この半年後に会社を退職し、フリーランスのトレーナーになります。

友達も家族も誰もいない。
物件を探すのも一苦労でした。

店舗の責任者「副支配人」として
社員、アルバイトの学生さんやパートさんを
まとめる為にも日々悩んでいました。

正社員期間も半年しかなかった僕には
こんなにも責任や業務が変わるのかと
体力的にもメンタル的にも大変でした。

ですが関西特有の人の良さに救われていました。
関東よりも距離感が近く、気さくに話してくれる人が多かったのでシンプルに楽しかったです。

この時期にもう1つ大変なことがありました。
それは「減量」です。

2021年からベストボディジャパンという
コンテストに出場しており、簡単に内容をいうと良い身体を競い合うというものです。

2021、22年と出場していたのですが
1度も入賞をしたことがなく
大阪に異動した2023年は何が何でも結果を残すと決め、行動をしていました。

急な大阪への異動から副支配人になり
コンテストに向けてのトレーニングと減量。
26歳の僕には支えきれないものとなってしまいました。

そんなある日、急に思考が進まない感覚になりました。

実際に起こった自分にしかわからない感覚だと思うのですが、頭で考えようとしても考えれない。身体が重い。という不思議な感覚でした。

心配になり、病院に行くと
鬱(うつ)に近い症状が出ていると診断されました。

仕事の責任と減量のストレス。周りに知り合いも誰もいないことから起こったものだと思います。

数ヶ月後の大会を終えたら、減量が終わるため
ひとまずそこまで踏ん張ろうと決めて
戦いながら過ごしました。
(もちろん仕事も疎かにならないようにしてます)

トレーナーさんにも付いていただき、コンテストまでの数ヶ月をがむしゃらに過ごしていました。

仕事では、何度も壁にぶつかり
やりたいこともやりたくないことも
全力で行い、上を目指していました。

日々を過ごしてる中で、トレーナーさんから
パーソナルトレーナーの話を聞いていました。

東京にパーソナルジムを構えている方で
もし独立するならジムを貸してくれるとまで言っていただきました。

元々いずれは独立し、フリーランスのパーソナルトレーナーになることを決めていた自分には
ワクワクする話ばかりでした。

仕事とトレーニングを両立しながら
病院に行き、無事大会当日になります。

今回出場するのはサマースタイルアワードという大会でした。
結果としては「2位」人生初めての入賞を果たしました。

感じ方は人それぞれだと思いますが
本当に辛く苦しい日々を過ごしていた自分にとって、最高で最強に嬉しかったです。

遠くから支えてくれた友達や家族にも良い報告ができたのも嬉しく、めちゃんこ泣きました。
人生で1番最高な日でした。

しつこいようですが、仕事では副支配人を経験させていただき、コンテストでは初の入賞。
東京でパーソナルジムの話もいただいていた僕はこれがタイミングというやつかと思い
退職を決意し、フリーランスのパーソナルトレーナーになりました。

現在、トレーナーになってから2ヶ月ほど経過したのですが会社員時代より大変です。
ですが今の方が病とも向き合え、仕事もやりがいがあり、色のある日々を過ごしています。

・最後に

僕の自慢は中学校時代の「友達」です。
家庭環境が複雑な友達が多い中、楽しく支えられ
大人になった今でもそれは変わりません。

「人生は一度きりだからやりたい事をやった方が良い」というような言葉をよく聞きます。
ありきたりに感じますが、その通りです。

でも人生を過ごしているうちは
本気で、人生一度きりだと思える人は
少ないと思います。

本当に明日、命が終わると決まっているのに
やりたくないことをやる人はいないですよね。

でもほとんどの人がやりたくない仕事を日々続けているのは本当に一度きりだと思えてないからです。不安や心配があるからです。

わかります。僕もそうでした。

なので今の僕の夢は
「龍貴がいるから」と思ってもらうことです。

何かを挑戦する前は失敗を恐れたり、めんどくさいという気持ちが出てくると思います。

その時に、「龍貴がいるから最悪失敗してもいい」「龍貴に手伝って貰えば良い」と思い挑戦してほしいです。

逆に、「龍貴がいるから何もしなくて良いか」でもいいです。

僕の存在で安心してもらい、本当に自分の過ごしたい人生を過ごしてほしいということです。

それほど周りに助けられた人生でした。

長くなりましたが
僕はこれからも助けられ、助ける。
甘えるし、甘えてもらえる人間になれるよう
最高に楽しく過ごします。

今後はダイエットレシピや筋トレのことなどを
投稿していくので、是非見てください!

これからよろしくお願いします♪






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