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サッカー英語

サッカーが好きだ。イタリア、セリエAのインテルというチームが好きで、主に海外サッカーを追いかけている。最近の海外サッカーは有料チャンネルで配信されているものが多いのだが、月額そこそこいいお値段する上になかなかリアタイで見ることも出来ないので、僕はリーグやチームのyoutube公式チャンネルにアップされるダイジェスト動画にお世話になっている。

世界じゅうにファンがいる海外サッカーチーム。公式動画には英語の実況が付いていることが多いのだが、そこにはサッカー独特の言い回しが時々あって面白い。最初に面白いなと気づいたのは、『lovely ball』という言い回しだ。ラブリーもボールももはや日本語でも使う単語だが、合わせてラブリーボール。これは受け手に優しいパス、ドンピシャで来て欲しい所に届くパス、そんな愛のあるボールのことを言うようだ。lovely ball by Kamada.(鎌田からの優しいパスだ)、What a lovely ball!(なんてピンポイントでちょうど欲しいところに来るパスなんだ!)のように使われる。ダイジェスト動画は必然的にゴールシーンやチャンスシーンが多くなるので、耳にする機会の多い言い回しである。

最近面白いなと思ったのは、『○○ in the pocket(○○選手をポケットに入れる)』という言い回しだ。どうやらこれは、ディフェンスの選手がオフェンスの選手を完璧に封じた時に使う表現のようだ。まるでポケットに入れてしまうように、相手を完璧に片付けてしまう。ユーモラスで分かりやすい、いい表現だなと思う。これは先日の日本代表とドイツ代表の試合のダイジェスト動画で聞いた表現だ。冨安選手がサネ選手を完璧なタックルで封殺した場面。「サネは冨安のポケットにないないされちゃいました」というわけだ。

おそらく知らないだけで、サッカーだけじゃなく色々なスポーツで色々な言語特有の慣用的な言い回しがあるのだろう。体操競技で着地が決まった瞬間に、「大地に旗を立てました」とか言ったり、柔道であっという間に一本が決まった試合を、「(道着を)洗濯しなくていい」とか言ったり、カーリングで敵味方のストーンが集まってきたら、「猫の集会が始まりましたね」とか言ったりするのだろう。今はラグビーのワールドカップの真っ只中ですが、あえて英語実況で見ながらそんな言い回しを探してみるのも面白いかもしれませんね。

……ちなみに日本語のサッカー実況で、強烈な威力のシュートのことを、『パンチ力のあるシュート』と言うことがあるのだけど、そこはキック力ちゃうんかい!といつも脳内ツッコミを入れながら聞いています(おそらく、『パンチのある』とか『パンチの効いた』という言い回しから混ざって派生した用法だと思われる。『パンチのあるキック』なんて嘘みたいな言い方も聞いたことがある)。

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