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史上最も上手い画家はだれ?

史上最も上手い画家って誰なんでしょうか?

ヤン・ファン・エイク、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ベラスケス、レンブラントetc…

いろんな意見が出てきそうですが…

どうも、ここ最近いちばん上手だと巷で言われているのはウィリアム・ブグローのようです。

いくつかの作品を見ていきましょう。

カーテシー(1898)
At The Fountain (1897)
アムールとプシュケー、子供たち (1890)
A Young Girl Defending Herself Against Eros (1880)
ビュブリス (1884)


ウィリアム・ブグロー(1825~1905)はフランスの画家です。
若くして新進美術家に与えられる最高の賞ローマ賞を受賞し、その後、美術アカデミー会員、フランス国立美術学校の教授に就任しました。

自画像 (1886)

まさにエリート中のエリートで、存命中は高い名声と人気を得ていた人物です。しかし印象派やキュビスムといった新しい芸術運動が進んでいくなかで、彼のアカデミックなスタイルは古臭いものとして忘れ去られていきました。

しかしここ20年ほどでブグローの再評価が始まり、現在では19世紀フランスを代表する画家の一人として高い評価を得ています。

ヴィーナスの誕生 (1879)

ミュシャやフェルメールが日本では大人気ですが、ブグローも日本人好みのように感じます。

国立西洋美術館にも下の絵画が常設展で展示されています。

少女 Little Girl(1878)

何をもって上手いか議論はつきないと思いますが、理屈は抜きにしてブグローの甘美で耽美的な絵画にひたってみるのもいいのではないでしょうか。

※国立西洋美術館所蔵の「少女」は2022年9月現在は展示していないようです。

最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました!