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自分の経験から考えた「ホームシック」について

こんばんは、ニュージーランドに長期留学中のなっさんです🙂
ニュージーに来て4ヶ月が過ぎました。留学、折り返しました!
4ヶ月、あっという間と言いたいところですが、、、正直、長かったです。笑

長く感じか理由が「ホームシック」になったから。

今回のテーマは「ホームシック」。
私は大丈夫、ホームシックになんかならないと思っていました。自信がありました。でもホームシックになりました。

留学やワーホリで中長期海外に居る方にとって、ホームシックは切っても切れない関係かもしれません。


かなり辛かったホームシックから考えること


1.ホームシックとは


引用してきました。👇

”ホームシックは、慣れ親しんだ家や家族の元から離れた時に、異常なまでに寂しさを感じる病的な心理状態のことです。

安心、幸せな環境から離れることで精神ストレスが蓄積し、負の感情が故郷を恋しがる気持ちとして現れます。

故郷を愁う気持ちをノスタルジアと言いますが、ホームシックとは分けて考えます。地元を懐かしむ気持ちはノスタルジア。現在の生活を捨ててでも地元に帰りたいと思うレベルの気持ちがホームシックです”

そして。ホームシックに陥る原因として

1.   心地よい家庭から不慣れな生活環境への変化
2.知り合いがいない不安
3.  家族との離れ離れになることによる自立不安
4.  プライベートを共有する友人がいないことによる孤独

などがあります。

私自身、日本の大学では実家暮らしをしていたので、さらに耐性がなく、かなりのホームシックに陥ってしまったのです。

(引用元:ホームシックの原因と14の解消法|「寂しい」「家に帰りたい...」を克服 (campus-hub.jp))

2.きっかけは突然に

きっかけは、ある日現地でできた友達とランチに行ったときのことです。
その友達は日本語を勉強している人英語ネイティブなので、私たちはお互いの母語を教え合うようないわゆるランゲージパートナーです。

先日、その友達が私のために英語のエッセイの添削をしてくれました。かなり時間をかけて丁寧にやってくれたので、その日の夜私は彼に「Thank you, I owe you one. 」と感謝のDMしました。

しかし、、、
この「I owe you one」という表現がトラブルの引き金になったのです。
このフレーズは「借りができたから、今度お礼をしないと」という意味なのですが、、、、

会話の流れから今度一緒にランチをすることになりました。

当日も普段通り会話も楽しんで、会計をするために席を立ったとき。

「あれ、今日奢ってくれる予定だったよね?」と言う友達。
「へ??」と聞き返すと、「この前次ご飯行くとき奢ってあげるって言ったよね?」と言ってきました。

どうやらその友達の解釈によると、
「I owe you one」+「ランチ」=なっさんが奢ってくれる!
と思っていたらしく、、、、、、

正直びっくりしました。私は「英語のエッセイを添削してくれてありがとう。今度また日本語を教えるね、ランゲージパートナーとして!」という意味で「I owe you one(借りができました)」とメッセージを送ったつもりでした。

うんうん、これは多分私が悪いです。「I owe you one」という曖昧な表現を使ってしまったのが仇となってしまいました。しかもお金というシビアなものが関係してくるやりとりで解釈の違いが出てしまったことが個人的に悔しくて、、、、、、(結局は割り勘にしてくれたので一件落着しましたが。。。その友達に感謝です)

かなり落ち込みました。自分の英語に全く自信が持てなくなってしまいました。

この一件はホームシックとは関係ないのですが。。。
これが全ての始まりでした。。。。

3.落ち込みまくりの旅行と、感じた文化の違い

この「I owe you one」事件の三日後に、ホストマザーと、マザーの友達、その息子さんと私で国内旅行に行きました。

楽しみにしていた旅行。しかし3つのモヤモヤが生じていました。

1つは先日の「I owe you one」事件。ホームシックと関係ないものの、願って思考の根本の出来事がこれでした。
落ち込んだ心は落ち込みっぱなしで、なかなか立ち直ることができずにいました。

ですが落ち込んだ顔をしているとマザーが心配して気を遣ってしまうと思ったので、空元気で振る舞っていました。でも結構限界でした。旅行中は夜寝る前、自然と涙が溢れてました。

せっかくの旅行なのにテンションが最悪な自分に対しての自己嫌悪感が半端じゃありませんでした。

2つ目は、旅行中の日常会話。
私以外全員ネイティブなので会話のスピードがとてつもなく速く、私はなんとか内容理解は追いついてるかなといった感じ。でも相槌は打ちつつ、たまに発言していました。(NZイングリッシュ、速い!)

ある夜の会話で、「アフリカ人の英語力」についての話題が上がりました。

「アフリカ人の英語、イントネーションが全然違うよね」
「ボクの職場にアフリカ人の社員がいるんだけど、コミュニケーションにかなり苦労する」
「通じないしこっちも理解できないことがある。あー困ったぜ」

など、端的に言うとアフリカ人の英語力を疑問視しているような会話でした。

ネイティブがする「ノンネイティブの英語力」についての会話。
The Nonnativeで英語が苦手と言われているアジア人(特に日本人)の私がこの会話についていける訳がありませんでした。それにプラスでこの時の私は完全に自分の英語に自信を失っていたので、自分の英語力の低さを言われているような気分になってしまっていたのです。

日本では絶対しないこの会話から、ノンネイティブである自分を客観視してしまい(こっちに来てから、今まで自分を絶対に客観視しないようにしてました。すると自分がちっぽけな人間に思えてしまうから)、「うあー、なんか、肩身が狭いっ、生きづれぇええええ日本が恋しいよおおおおおお」と思ってしまうようになったのです😢

そして3つ目は「吃音」。
前回の投稿にもありますが、私は小学校以来の吃音の再発により、留学中吃音と戦うハメになってしまいました。
現在は上手く向き合って、「気にしないようにはしている」という感じですがたまにもちろん気になります。
日本語で話す方がどもるので、日本人とは以前に比べ話す頻度を少なくしてます。(英語を伸ばすという意味では効果的かも笑)
それでも自分にあるこの言語障害のせいで、自己嫌悪、自己肯定感の低下に陥ってしまいました。今でも吃音の症状は続いているので、これは留学全体を通しての自分の最大の壁なのではと。思っております。かなり辛いし苦しいし、本当に苦しいけど。。。(吃音のことは後日また改めて投稿します。)

これらのせいで、2週間くらい、落ち込みました。冬休みの半分は、メンタルが死んでました。笑

(ホームシックは数日か1ヶ月程度で治るみたいですが、それ以上長引くと抑うつ傾向に陥ってしまうと聞いたことがあります。私は幸いにも今は2週間経って大体は復活できているので、今のところは大丈夫だと思います:))


4.どう克服する?

ぶつかったものは仕方がありません。対処していかねば。

この一連のホームシックから2週間。
70%くらい、ホームシックから復活した私が振り返る
ホームシックの乗り越え方を2つ紹介したいと思います。

100%復活したわけではないので中間報告みたいな形にはなりますが、参考になると嬉しいです。


1、「日本」という国を信じて、日本全体が国民である自分に味方していると考える


これはかなりダイナミックな考え方ではありますが。笑

正直こっちにいると、アジア人の「顔」「スタイル」「髪」。そして「英語が第2言語であること」「性格や態度の違い」。
個人的な感覚になりますが、これら全てがすこーーーーしづつ自分の肩身を狭くしているような感じに思えてしまう
んです。意識しなければ全く問題ないのですが。
実際、こっちに来て2回ほど、罵声を浴びせられたり、からかわれる発言を受けたことがあります。人種差別って辛いな!肩身狭い、人権無いやん、と思ってしまいた。
まあNever mindなんですが。笑
知らないやつに何言われてもどーでも良いです。

だって!!
日本には味方(家族、友達、大学の先生)がたーーーくさんいるから。
しかも「人」だけじゃない。日本という、歴史を重んじ、他人に対して敬意をしめし、思いやりの心を持つ国。発展した産業、栄養価の高い日本食、四季折々の伝統文化、お祭り、そして唯一無二の言語「日本語」。

日本って本当に素晴らしい国です。この「日本」を味方につければ、肩身狭く感じようが、からかわれようが、余裕です
ホームシックになっている時に日本のこと考えたらさらに寂しくなるやん!と思う方もいるかもしれませんが、、、寂しいものは寂しいのです。たまには自分の感情に素直に従ってもいいと思います。直感を信じる、直感で動いても良い!

私は日本の景色がたまらなく見たくて、ジブリ映画「コクリコ坂から」と「かぐや姫」(英語吹き替え版(留学中であることは忘れず))を見ていました。日本の風景になぜかほっとした感覚になりました。
でも、たまには息抜きで日本語を聞いても全然良いと思います。私はレインボーのコントやクレヨンしんちゃんを見るのが好きなので、どうしても英語の勉強に力が入らないときに「一本だけ見よう」と決めて息抜きに見ていました。

こうやって「日本が好き!」と心から思えるのも、留学に来たおかげ。

つまり結局は「自分って偉い、1人海外に来て、大学で学んで。よほどの自立心と目的がないとできないこと、ほんとうにすごい!」と、褒めること。


2、辛い経験はは「乗り越えられるもの」と考える。時が解決してくれると思うこと

自分はかなり経験主義の性格です。

なので、「辛いことも苦しいことも、必ず将来プラスになる」という考え方が、22年間生きてきて染みついています笑

なので、今まで経験したことのないような(海外生活であればなおさら)ことがたくさん待ち受けていますが、

海外での自分と、日本に居たときの自分を切り離さず
日本にいたときに経験した辛い過去は留学生活で生きるし、
もちろん、留学中にあった辛いことも、日本に帰ったら必ず自分の糧になる。

人間は色々なことを経験してナンボ!!
全部が自分を成長させてくれます。これは100%自信を持って言えます。

あとはケセラセラ「なんとかなる」!
プラス思考になって自分を好きにならないと留学ってなっていけないなって最近気づきました。
自分自身に落ち込んでいる暇はないし、自分を律することができるのは自分だけだから。

でも疲れたら一旦立ち止まって休むことも忘れずに。バーンアウトしないように。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙂次回もよろしくお願いします。



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