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自己責任の人生。


現代では毒親親ガチャという言葉をよく耳にします。
この言葉って本当に基準がなくて誰でも使えてしまう言葉で、意味とかそんなの関係なしに言葉だけ独り歩きしているように思えます。親からしたらとんでも迷惑ですよね(笑)


でも
私も母のことを毒親と思ってしまう時期がありました。


きっかけはテレビでした。
毒親に育てられたその後は?みたいな番組でした。
幼少期の再現VTRをみたとき
「あれ?これ私じゃね?」
と思いました。


内容は
母親はスイッチが入ると誰にも止められないので
母親を怒らせないようにとにかく頑張っている
機嫌によってスイッチの入り所が違うので声のトーンや表情で常に伺っている

みたいな内容でした。
まんま私すぎてビックリしました。
でもこれが当たり前だったので疑問に思ったことは
一度もなく過ごしてきました。


うちは母を怒らせるととにかく
「誰がここまで育てたと思ってるの?」
「いいから家から出ていけ」

のセリフは必須でプラス暴力でした。



私はどのお家でも殴られるのが普通と思っていたので
大人になって親しい友達や彼氏に母の話をすると
まじ?みたいな反応をされて初めて
怒られた時殴られるのは普通ではないと認知しました。


よく考えると小さいながら
「早く家を出ていきたいな」や
怒る母に殺意もある時はありました。
でも人は殺せないのでいつしか
自分が早く死にたいと思うようになってましたね。



こいつのせいでって恨んだこともありました。



でもどこかで
「20歳すぎたら自分の人生、自己責任」
という言葉を見た時にはっと気づかされました。



これまでの人生、精神的なダメージも認知の歪みも
沢山沢山あったけど
これからは自分で何とかできるしどうとでもなる。
それはもう自分次第なんだ。

それから母に対する見方を変えてみて
いい所に着目するようにしました。

手作りのご飯はおいしいし
毎日お弁当だって作ってくれました。
父が死んでから女手一つで育て上げてくれて
本当に感謝しています。


ここまで育ててもらったっていう事実だけで
それはもういい母なんだ!
と言い聞かせて毒親問題は私の中では解決しました。
無理矢理だけどそうしないと前に進めないから。



今の母親との関係はうまく距離感を大切にして
家族として成り立っています。
私はもう多くを望まず円満ならそれでいいです。



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