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ドア開閉センサー買ってみた

IoTをうまく活用することで介護現場はもっとスマートになるんじゃないかと思っている。

これからはテクノロジーだ、ICTだ、AI、ロボット、IoTだと考えているだけでは何も変わらないので、実際に体験してみようということでドア開閉センサーを買ってみた。

購入したのは、ソラコムの「IoT体験キット~磁気センサー~

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部品が少ない。これでIoTが体験できるらしい。

この機材で、磁気センサーを使ってドアが開いているか、閉まっているかを判別し、ほぼリアルタイムでデータ送信までを行う。ソラコムの製品・サービスがすごいのは、自宅や職場に通信環境がなくても利用でき、通信料も数十円~数百円/月で済むところ。

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とりあえず、トイレのドアにつけてみた(取り付けたのはデイの看護師さん)。これでこのトイレのドアが開いたり閉まったりする度に、クラウド上にデータがとぶ。

PC上では機器の登録等の設定を行う。ソラコムのサイト上に分かりやすい説明が載っているのでセッティング自体は簡単だが、その過程で出てくる専門用語(英語ばっかり…)が、全く分からない。

画面上に出てくる指示に従って操作すれば手順通り終わらせることはできるが、この操作をする意味も理由も分からない。どういう構造・仕組みになっているのか、まず言葉の意味を知るところから始めなければならないことが分かった。

クラウド上に集められたデータは、専用サイトのユーザーコンソール画面でこのように確認できる。

無題

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何がなんだか分からない。

棒グラフを見ると、横軸は時間で、縦軸は不明だが、どうやら3種類のデータになっているようだ。

たぶん、
①機器の物理ボタンを押した
②ドアが開いた(センサーが離れた)
③ドアが閉まった(センサーが近づいた)
の3種類だと思う。たぶん。

センサーから送られてきたデータはこんなふうに収集され表示されるのか。

だから何?という話だが、今回はデータを取るのが目的ではなく、購入~設置~設定~データの閲覧という流れを一通り体験するのが目的。しばらくデータを取り続けて、ある程度データが貯まったらどんな加工ができそうか試してみたい。

たったこれだけを体験してみただけでも、IoTのことがまるで分からないということが分かった。規格、方式なども色々あるんだろうな。

有難いことに、ここまでやるのに1万円かかっていない。この機器は常にデータ通信しているわけではなく、センサーが反応した時のみ起動して通信しているのでランニングコストも安い。最安値だと通信料は月45円程度らしい。

次はスターターキットを注文して、色々なセンサーを試してみよう。

何事もこういう小さな一歩から始まる。在宅介護の先進的なIoT活用事例をたくさん生んでいきたい。


介護サービスの会社を経営しながら、経営学を学ぶため大学院に通っています。起業前の13年間は特養で働いていました。介護現場と経営と経営学、時々雑感を書いています。記事は無料ですがサポートは大歓迎です(^^)/