見出し画像

なぜ動物は寝るのだろう?

こんにちは、リョウです。

疑問に思ったことはないだろうか。
なぜ動物は、僕らは寝るのだろうか? と。

僕の記事に目をとめて下さった読者諸賢は、とっくに疑問に思って答えまで知っているかもしれないが、ひとまず続けさせて頂く。

人間は大体1日に7-8時間眠るというから、単純計算でいけば生涯の1/4以上は寝ている時間ということになる。人生が100年だとすれば、約25年に相当する。

これだけ多くの時間を費やしてまで、僕らは眠ることを選んでいる。ストレスや病気などで眠れなくなれば、睡眠薬や心理療法でどうにかして眠ろうとするだろう。

夜行性、昼行性があるように、殆どの動物はそれぞれのタイミングで、多少なりとも寝ることを必須としている。イルカのように眠らない動物もいるが、やはり右左脳を交互に休息させて、実質的には睡眠を取っている。

昆虫の仲間でも、ミツバチなどは睡眠を取るらしい。睡眠が不足すると仕事の能率が低下するというデータもあるようだ。

つまり、140万種ほどに分岐するまで進化を重ねた我々動物は、その多くが睡眠を捨てられなかったのである。

エジソンが白熱電球を発明して以後、昼夜を問わず活動可能になった人類としては、ぜひとも睡眠は捨てたいところであろう。だが、依然として殆どの人間は毎日眠っている。

次に人類が劇的な進化を遂げるとすれば、それは睡眠からの脱却であると思う。

眠るべき時間(=人類にとっては夜)に安全に活動できるのは、都市や街で灯りと共に暮らすようになった人類の特権だからだ。

もし、突然変異によって眠らない人間が生まれたとすれば、持て余した暇を存分に活用し、ダヴィンチも驚くような大発明を成し遂げて、世界を一変させるだろう(そして彼が子供を残せば……とまで考えるのは、少々危険な発想だろうか?)。

これは夢物語として、やはり、永久とも思えるような進化の過程で捨てることの叶わなかった睡眠には、現代科学でも解明できていない大いなる意味があるのだろう。

ちなみに、念のため言っておくが、僕は睡眠の時間が無駄だと考えているわけでは無い。むしろ好きである。眠りに落ちる寸前と二度寝の時に感じるえもいわれぬ愉悦感は、他の何にも変え難い。

そもそも、こんな記事をこんな時間に書いているのは、お察しの通り、眠れなかったからである。煌々と光るシーリングライトの下で、ナイトモードで茶色がかった画面を見ながら、あくせく文字を打ち込んでいる。

さて、今しがたようやく眠くなって来たので、寝ることにする。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?