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「カルシウム」のような人間になりたい。

こんにちは、リョウです。

言うまでもなく、僕は色々な人から助けられ、支えられ、叱られ、愛され、嫌われ、頼られ、呆れられ、……ながら生きてきた。

親、兄弟、祖父母、友達、学校教員、地域の方々、etc……

もちろん、自分の身の回りにいる(いた)人だけではない。僕は見ず知らずの日本中の方々に、税金という形で非常に支えられている。

子供の頃は、それなりに大きな怪我をしたり病気に罹ったりしたので、各種医療機関には大変お世話になったし、今だってここには挙げきれないくらい多くの公共サービスのお世話になっている。先日も、大規模接種会場にて、多くの医療従事者の方々にお世話になった。ありがとうございます。

さらに、小中高大ずっと国公立なので、決して無視できない額の税金が僕には注がれている。私大の学費と単純に比較すれば、大学4年間だけでも200万弱くらいになるだろう。

そんな訳で、これらの「御恩」をどうにかして「還元」しなくてはならないという義務感が僕にはあるのだが、さて、具体的にどうしようか? というのが問題である。

もちろん、働くのがどれだけ嫌でも、「何もしない、働かない」で許されるような状況にないことは自覚している。非常に幸運なことに、家族を始めとする周囲の方々に大変恵まれ、極めて好調な人生を歩んできているからだ。

仮にいま宝くじで6億円を当てても、やはり同じ発想に(保証はしないが……)なると思う。

ただ、いくら「還元」すると言っても、ひたすらに仕事量を追い求めて自分を潰したり、大切な人たちを蔑ろにしたら、全く話にならない。うまいこと、肝心の自分が嫌にならず、周囲に迷惑をかけず、最大限の社会貢献が出来るような位置に、自分を持っていく必要がある。

書いてみただけでも、非常に難しそうな問題だ。そんなことは可能なんだろうか。

そもそも「還元」なんていう発想自体が傲慢だ、という指摘もあるかも知れない。

あと2年もしないうちに、同級生の9割以上は教育機関を出て、社会人となる(大学院進学率のデータより)。僕が大学院に進学しようとしていることを考えれば、彼らは「還元」云々言っている自分より確実に早く、着実に社会貢献を果たすだろう。

そんな中で、さて自分はどうしようか? という話だ。今の僕には、考える時間がある。余裕はないが、自分のために使えるお金がある。この期に及んで悩ませて貰えること自体、とても幸運だ。

つまり、この話をまとめると……

僕は、「単体で「還元」する力が強い上に、色々な元素と結合して骨となり、多くを支える骨格になる」という、「カルシウム」のような人間になりたいのである(ただし、反応性が高くて危険な人間になりたい訳ではない)。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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