【ベンチャーの決算】外国人材紹介会社の創業2年目を振り返る
こんにちは。
株式会社ジンザイベースの和須津です。
株式会社ジンザイベースは、「働く人の可能性を最大化する」というミッションを達成するために、外国人材紹介事業をメインに展開する創業3期目のベンチャー企業です。
5月末で第2期が終了したので、振り返りをしていきたいと思います。決算書が出来上がる時期は若干ずれ込むので、まだ確定値では無い点はご了承ください。
第2期(2022年6月〜2023年5月末)のサマリー
売り上げについて
結論、具体的な数字は諸事情で出せないのですが、目標達成率で言うと150%の結果となり、大きな増収となりました。
加えて、第1期と比較すると売上の内訳が大きく変わっているのが、第2期の特徴です。
第1期については、売り上げの70%近くをコンサル契約(採用・営業支援等)からの売り上げで占めていました。正直、本業の外国人材紹介事業では大した実績を積み上げることができていない状況でした。
しかし、第2期については、コンサル経由での売り上げは全体の20%にとどまり、80%を外国人材紹介事業から計上することができています。本業(外国人材紹介事業)の成長率でいうと、ざっくり約4倍との結果になる見込みです。
事業について
展開する事業も、増殖しています。
外国人材紹介事業(Up Career)では、累計紹介実績が2023年5月には350名を突破。毎月20名以上の内定承諾者を排出するようになりました。紹介する人材についても、第二期スタート当初(2022年6月)は、ベトナム人のみでした。しかし、9月にミャンマー、12月にインドネシア、2023年4月にはネパールのメンバーに加わっていただくことで、ベトナム以外の選択肢を顧客へ提供できる体制へ。
弊社代表が日経ビジネスの記事で述べているように、ミャンマーやインドネシアの注目度が上がってきています。顧客1社1社のニーズに合わせた人材を提供できる体制構築に成功できたのは、大きな変化の1つです。
加えて、新規事業として大きく3つの事業を立ち上げました。
メディア事業(toB / toC)を本格的に展開し始めたのも、第2期に入ってからになります。
toB向け(企業向け)としては、オウンドメディア「JinzaiPlus」とYouTubeチャンネル「ぐろーばる採用TV」の運営を本格的にスタートさせます。実は第1期からありましたが、具体的なKPIを置きはじめたのは2期に入ってからです。まだまだ有効リードの獲得数としては月に数件にとどまっていますが、3期においては安定的なリード供給できる体制を急ピッチで進めていきます。
toC向け(求職者向け)としては、TikTok/Facebookを中心に展開し始めました。求人情報のみならず、例えば「面接のポイント」や「重要な法改正」など、ノウハウ/時事ネタを日本で就労を希望する外国人へ向けて、各国言語で提供しています。気がついたら、累計フォロワー数が5万人を超え、多くの求職者からお問い合わせをいただくようにまで成長しました。
2022年10月には、外国人向けのオンライン教育サービスを展開し始めます。当初は、特定技能評価試験の対策スクールにとどまっていました。が、現在では入社前に一定のビジネスマナーやよくあるトラブルについて知っていただくことを目的とした「研修コース」も開講するに至ります。(特に、海外から始めて来日されるケースでは、入社後にさまざまな問題が発生しがちなので、受講を必須としています。)
直近では、「Up Place」という、地方自治体様向けのサービスをローンチしました。
福島県磐梯町様との共催セミナーがきっかけで、企業だけではなく、地方自治体様でも定住人口増加や地域企業の人手不足に頭を悩ませていることを知り、急ピッチでサービス化へ。今後は、地方自治体様とも連携を強化しつつ、日本の社会課題解決に向けて貢献してまいります。
人員について
2期がスタートした当初はコアメンバー4名+外部パートナー数名の体制でしたが、3期直前には外部パートナーも含めると合計28名体制に。国籍もバラエティ豊かになり、かなりダイバーシティが進みました。
もちろん、変化が激しい+高い目標設定(ムーンショット)+膨大なタスク量+不確実な要素しかない中での挑戦等、ベンチャーらしい環境のために、ついて来れない人も正直います。そのため、人の入れ替わりは激しいですが、一方で、一度退職を申し出たものの踏みとどまるメンバーもいたり等、だいぶ意味わからない状況になってます。
第3期(2023年6月〜2024年5月末)
第3期における計画・重要アクションをざっとまとめると、以下になります。
売り上げ目標:前期目標対比300%
新規事業の立ち上げ:エンジニア向けマッチングプラットフォーム構築
海外拠点の本格的な設置
識学式マネジメントスタイルの確立
評価制度の構築+定着化
当然、えげつない目標値が設定されている一方で、少数精鋭で事業拡大を目指す方針のために、現場はかなり混沌としています。加えて新規事業やらなんやらが新たに立ち上がっていく予定です。
また、弊社の代表が識学さんの大信奉者のため、評価制度やマネジメントスタイルが大きく変わっていきます。先日も識学さんのマネジメント講習にぶち込まれてきました。(誤解のないようにいうと、非常に学びが多く、大変おすすめです!)
全然順調じゃない
振り返ると、たった1年でさまざまな事業を軌道に乗せ、大きな成長をしているように見えますが、内情としては予定通りに行かないことの方が多く、トラブルまみれです。
2期についてはあらゆるチャレンジをし、あらゆる失敗を積み重ねてきたと言えます。上手く行ったこともありますが、試行錯誤中のものの方が数百倍多い状況です。
その上で、3期については300%の売り上げ目標を追っていくことに加え、会社のケイパビリティをさらに拡張させていく予定のため、めちゃくちゃチャレンジングです。一方、優秀な人員が圧倒的に欠如している状況は相変わらず。。
もし、今まで述べてきたようなカオスな環境が好き、ダイバーシティに興味がある、外国人材業界に興味がある、語学力を活かした仕事をしたい、新規事業の立ち上げを経験したい、急拡大する組織でチャレンジしたい、ベンチャーで強烈な体験をしてみたい、圧倒的に成長したいなど、少しでもビビッときた方は、絶賛人手不足中ですので以下の採用ページからぜひご応募ください。
meetyもやっているので、いきなり面接はちょっと、、という方はぜひ以下からカジュアルにお話ししましょう!(めんどくさくて修正してませんが、創業1年目ではなく3年目です。)