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UCLマッチレビュー

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新たな歴史の青い1ページ-The Pride of London-

新たな歴史の青い1ページ-The Pride of London-

ポルトガルのポルトホームスタジアム、 Estadio do Dragaoで行われた20/21Champions決勝、Chelsea vs Manchester City。イングランドのメガクラブ同士。オイルマネーでここ10年急成長してきたクラブ同士。欧州トップレベルの監督同士。フットボール理解と技術レベルが世界トップの選手たちが集う素晴らしい大会。夢と絶望。いろんな意味合いを含む最高の舞台でした。

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ブルース夢の舞台へ

ブルース夢の舞台へ

いよいよ明日に迫った20/21シーズンのチャンピオンズファイナル。

セビージャ、レンヌ、グラスノダールと同組だったグループステージに始まり、ベスト16ではアトレティコを3-0で下し、ベスト8では2-1でポルトをなぎ倒し、ベスト4ではレアルマドリーに対して選手の個の質よりも監督の実力差を見せ付けて3-1で決勝に勝ち進んできた。

今シーズンはランパード政権2シーズン目から始まり大型補強はしたものの

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[19/20 CL Final] PSG VS Bayern Munich マッチレビュー

[19/20 CL Final] PSG VS Bayern Munich マッチレビュー

1, Lineupsフリック監督は準決勝とは変えてペリシッチではなくコマンを起用してきた。途中で交代したボアテングは出場を危ぶまれたが前日の練習メニューをこなせたとのことでスタメンだった。対するPSGはメンバーをいじらずそのまま同じスタメンで決勝に臨んだ。

2, 試合の流れ前半

P08:00 Mbappe dribble FK
P13:00 攻守トランジション
P14:30 C Mbappe

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[19/20 CL] RB Leipzig vs PSG マッチレビュー

[19/20 CL] RB Leipzig vs PSG マッチレビュー

両チームともRound 8で劇的な勝ちをした。ライプツィヒはナーゲルスマンがアトレティコ相手に用意をした3331から343への可変戦術、パリは後半終了間際の怒涛の逆転劇。

さらに言えば、ナーゲルスマンが現役時代アウクスブルグのリザーブチームにいた時の監督がテュヘルだ。ナーゲルスマンは怪我で悩まされていたが、戦術眼を見初められてコーチングキャリアをテュヘルに進められた。言わばドイツ時代の師弟対決だ

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[19/20 Champions League] Manchester City vs Olympic Lyon マッチレビュー

[19/20 Champions League] Manchester City vs Olympic Lyon マッチレビュー

シティはRound 16でレアル・マドリー相手に、ペップが用意したハイプレス戦術でインテンシティの高い戦いをうまく勝ちきりました。

リヨンはここまで勝ち残るとは誰も思っていなかったでしょうが、リュディ・ガルシア監督が引き継ぐ前からあった形を大きくいじることなく、5バックスの守備と中盤3枚が生きるプレスの形、そしてよりカウンターに特化したチームを作り上げてきました。

1, Lineups

リヨ

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[19/20 Champions League] Barcelona vs Bayern Munich

[19/20 Champions League] Barcelona vs Bayern Munich

チャンピオンズのQuarter-Finalの一戦。内部にごたつきのあるバルサ対ハンジフリックが引き継いで攻守においてよりソリッドになったバイエルンのマッチレビュー。

Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCkGlviJUYN7lqZpvZ7pGWEQ

Spotify: https://open.spotify.com/show/1GlHgh4wXA

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[CL 対アトレティコ戦]ユリアン・ナーゲルスマン監督の戦術と得点シーン分析

[CL 対アトレティコ戦]ユリアン・ナーゲルスマン監督の戦術と得点シーン分析

チャンピオンズリーグ今大会ポルトガルで開催となった一発勝負のノックアウトステージ。

ライプツィヒは今大会CL初出場にもかかわらず、ラウンド16でリバプールに逆転勝利した闘将シメオネ率いるアトレティコを2-1で破って準決勝にコマを進めることとなった。

強固な守備を敷くアトレティコに対してナーゲルスマンがどんな戦術を用意してきたか画像を混じえて解説していきたい。

1, 攻守での可変システム

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