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大学辞めたけど多分また行く

去年10月から編入していた通信制の大学だったけど、この9月で辞めた。

理由はいくつかある。

1.歯を1本抜いたのでインプラントにする予定。インプラントは30万円くらいかかる。学費分をこちらに回したくなった

2.つまり、大学に払うくらいなら歯にお金を使いたいと思った

3.通信制の大学は教養学部だったんだけど、ざっくりしすぎてて学ぶことに意欲が湧かなくなった

4.大学のシステムと相性が合わず、ログインできない、動画が見れないなどの不具合が相次いで学び続ける気力が無くなった

5.課題の提出期間がぎちぎちに詰まっていたため、もっと自分のペースで一科目ずつ勉強したいと思うようになった(完全に私のリサーチミス)


ざっとあげるとこんな感じだろうか。

システムの不具合は何度も大学に問い合わせたが、その度に「お使いのOSは~ 環境は~ Wi-Fiは~」と何度も同じことから聞かれてうんざりしたし、結局最終的に「システムの問題ではなくお使いの端末の問題では?」と結論付けられることが多く、解決にならなかった。

あと10月入学後のシステムがややこしくて4月から入学したほうが全然楽そうだった。大学によるんだろうけど。


短大卒なので大卒資格が欲しかった。

高3の受験の時に父から「女に学問は必要ない」と言われ、大学へ行かせてもらえなかったことが私の中ですごいコンプレックスになっていた。

同じクラスの子の9割が大学へ進学していた。中には希望校全部落ちて浪人が決定してた子もいた。私は父親から「浪人は許さない」と言われていた。「浪人だよ!」と笑う同級生を見て私は「浪人が許される家庭の子はいいなあ」と思っていた。

私は親に内緒で受けた大学は受かっていた。

「浪人は許さない、大学には行かせない、女は短大で充分だ」

18歳の時に父から言われた言葉たち。


ちなみに奨学金は親の収入による審査があって親が高収入だと利用できなかった。

いっそ死んでてくれればあしなが基金とかで大学行けたのかな…なんて考えたこともあった。

親が死んでる子や低収入の子には奨学金があって、私みたいに親がそこそこ稼いでるけど偏った考えの家庭の子には救済措置がないのが悔しかった。


私が中3の時に両親が離婚して、母はよく「あなたたちが二十歳になるまでは我慢する」と言っていたんだけど、とうとう我慢できなくなってしまったようで、それでその時に母は「子供たちが経済的理由で困らないように」と親権を父に残したまま離婚したんだけど、こんなことならあの時母についていって、親権を母にしてもらっていたら、むしろ奨学金を利用できたんじゃないか、とか、いっそ進学など諦めがついたんではないか、とか「あの時こうしていれば」が頭の中ぐるぐるしてなかなか先に進めなかった。



学校の先生に相談する、という考えは一切なかった。

私の担任はかわいい生徒をデートに誘ってキスとかしちゃうような奴だったので、先生としても人間としても認めてなかった。(今なら大問題だと思うけどあの頃はみんな知っててもそれほど問題になっていなかった)

私はそういう男に進路の相談なんてできなかった。


社会人になって、合コンとかで「普通に大学行って~普通に働いてます(笑)」とか言ってる奴らが大嫌いだった。普通ってなんだよ、大学って普通なら行けるとこなのかよ、って思ってた。

大学の英文科卒業してるのに英語話せない人とか結構たくさんいて、そういう人と知り合うたびにすごく腹が立った。お前4年間何してたんだよ、その4年俺にくれよ、って思ってた。


働くようになってから色々民間資格をたくさん取ったけど、本当に欲しかったのは大卒資格だったんじゃないかなと、つい一年くらい前に初めて思った。


働きながら通信制の大学に通うことは20歳代の頃に考えたことはあった。でもその頃の私は、キャンパスに通って『大学生』がしたかった思いが強すぎて、通信制は候補から外していた。

(追記: 当時は編入といえど授業料がすごく高かった。短大卒で働いてお金貯めて行けるようなシロモノではなかった。今は通信制の大学ならすごく安くなっててびっくりした。)

今この年になって、今みたいな社会情勢になって、別に通学にこだわらなくてもいいじゃん、と思えるようになった。


だから、死ぬまでには大卒資格取りたいなと思ってる。

今さら就職に活かせるわけでも無いだろうけど、あの頃の自分へのプレゼントとして。

去年は、とにかく大卒資格が欲しすぎて、ろくに調べもしないまま簡単に入れそうなところに入ってしまった。それが間違いだった。

なので今は自分にどこが合うか、じっくり調べているところ。

焦りは禁物。




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