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飲食店の皆さん、今こそ「レシピ」を公開してみましょう

こんにちは、リョウリスのヒダカです。

まったく収まる気配のない新型コロナウイルスの猛威。エンターテインメント業界やイベント業界、旅行業界などと並んで非常に大きなダメージを受けている飲食店業界。少し前までは「#経済を止めるな」という活動でなじみやお気に入りのお店をサポートすべく来店することを呼びかける動きがありましたが、ここ最近はそうもいかなくなってきてしまいました。

多くの飲食店が開いてもお客が来ず、呼びかけることもできない、まさに八方塞がりの状況になってきてしまっています。

飲食店支援を謳った取り組みが次々と

ここ最近ではUberが中小の飲食店支援を行うリリースを出したり

キッチハイクとトレタが「#未来のお客さんになろう」というプロジェクトを、ごちめしを運営するgigiが「さきめし」という料金前払いサービスを立ち上げるなど、さまざまな飲食店支援がリリースされています。

デリバリーやテイクアウト、ECなど新たなチャネルへのトライも進んでいますが、減少分の売上をすぐに取り戻すことにはつながらないでしょう。本当に難しい状況です・・。

簡単には言ってはいけない言葉かもしれませんが、それでもやっぱりこの逆境をなんとか乗り越えて、日本の楽しい食文化を支える人たちがまたがんばれる環境をつくっていきたい。そのために今飲食店の皆さんにトライしてもらいたいアイデアの一つとして「おすすめレシピの公開」があるかなと思っています。

レシピをオープンにする効果

レシピ。それは飲食店の皆さんにとって虎の子の財産です。もちろん外に出したくない、秘伝のレシピも多いと思います。でも今は、多くのお客さんがその味を楽しむことができない。デリバリーを頼むこともできるけど、毎日は難しい。そんなとき、「あのお店のこのレシピ」を知ることができれば、ちょっとでも楽しんで料理をすることができるのではないでしょうか?

それでは、レシピをどこで公開すればいいのでしょうか?通常企業は自社の商品を使ったレシピをオウンドメディアなどで紹介しています。でも飲食店の中にはオウンドなんてない、というところも多いと思います。ただ、よく考えてみれば今や紹介できるところは無数にあります。TwitterやInstagram、PinterestといったSNS、クックパッドや楽天レシピなどのレシピサイトなど。NAVERまとめなどでレシピをまとめてみてもいいかもしれません。これらは全て無料で使うことができます。

そういったところでレシピに触れた生活者はそのレシピを楽しむことができる。おいしい体験が生まれれば、そのお店のことを覚え、好きになる。そしていつか、「本物の味を楽しみたい」と思って、来店する・・。そんな流れを作ることだってできます。今こそ、お客さまとのつながりをていねいに作っていけるといいのではないでしょうか?

料理人鳥羽周作さんは「#おうちでsio」というタイトルで、お店のレシピを公開し続け話題になっています。

レシピを公開するときのコツ

「レシピの公開」はものすごくシンプルなアイデアですが、やってみる価値は十分にあります。もちろん、やってみる場合はきちんとお店のことを知ってもらえるような工夫が必要です。例えば

① お店の名前やロゴなどをタイトル、紹介文、写真に盛り込んでみる
② シェフが顔出しをして紹介する(誰のレシピかというのは重要な要素!)
③ お店ならではの食材・調味料・作り方の「コツ」をしっかり伝える
(コツが効果のあるものであればあるほど、覚えてもらいやすくなる)
④ レシピを考えたきっかけ、レシピに対する想いなども入れてみる
⑤レシピじゃなく「○○(食材)の上手な焼き方」などのHowtoもGood

といったところでしょうか。とにかく「自分のお店ならではの引っ掛かりをいかに残すか」が重要になります(プラットフォームごとのより良い使い方なども今後紹介していきます)。

「うちのレシピを公開するなんてできない!」と考える方は、ちょっとアレンジして一般の方が作りやすいような形を考えてみてはいかがでしょうか?

ちなみに少し前になった松屋のメニュー「シュクメルリ」も公式レシピとしてクックパッドで公開されており、多くの方がトライしています(試しに作った人が投稿する「つくれぽ」件数はすでに121件! ※4月9日時点)。


レシピはお店の財産です。でも、必ずその「本物の味」を楽しみたいと思う人は多いはず。そしてそういう人は、今後お店の強いファンになってくれる可能性が高い人です。今こういう時期だからこそ、積極的にお店のファンを育てること、それは一つの重要な取り組みであると僕は考えています。

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※僕たちは今月立ち上げたばかりなので、まだWebサイトなどが整っていません。もし少しでも興味を持っていただけたらnoteの「クリエイターへのお問い合わせ」からメッセージいただけるとうれしいです(これからWebサイトやSNSなども整えていきます)

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