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「ちゃんと話聞いてそうなのに半分くらいしか聞いてない」と言われがちな人が言い訳してみた

こんにちは梅本龍うめもとりょうです。
さて、人の話をちゃんとしっかり聞いているのに
ちゃんと話きいてる?と言われがちな人代表として
梅本龍の場合、ということで言い訳していく記事です。
同じような方がいらっしゃいましたら
参考(何の?)にしていただけたら嬉しいです。

1.ちゃんと聞いているように見えるのは

いや、見えるというよりも
むしろちゃんと全力で聞く態勢は整ってるハズなんです
話す人の方を(身体ごと)向いて、しっかり聞こうと臨んでいます

それはなんでかというと
『耳からの情報だけではちゃんと聞き取れないから
目からの情報(読唇術的な)も取り込むため
全身でガッツリ話す人の方を向く』

という行動の癖が無意識にそうさせるので

これまでは無意識でしてたんですが、最近自覚しました

ただ、これは単純に耳の聞こえ云々の問題ではなく

・耳から入った音が文字変換されて脳で理解するのに、人より少しだけ時間がかかるらしい
・文字変換された情報を正確なまま充分留めておくためのワーキングメモリが弱く、補足的に唇の動きも視覚から取り入れ、目と耳からの情報を合わせて会話情報として処理しているようだ
・雑多な場所での音の情報量が多い場合、話し手の声さえ周囲の音に混ざって聞き取りづらいという特性があるので、目からの情報はやはり必要

なんていう理由があることに、最近気付きました
分かりやすく言うと
耳から聞いた数字だけで暗算するのは時間かかるけど
目で見た文字情報を合わせた暗算は問題ない、みたいな感じです。
なので、その観点からすると今のマスク社会が若干残念です

というわけで、聞く姿勢は
『ガッツリ聞きます!』感が出てるので
特に立場が上の人とか先生とかには
悪くなく映っているようです

2.ところが、だ。

でも、そうやってちゃんと聞いているのに
日常的な会話ではぽやぽやと変な返事をしたり
分かってるのかコイツ?という印象を与えがちな
反応(表情)だったりをしているようで
通じてない感を相手に与えてるようです
実際、聞き直しとか確認とか多いかもです

講義とか、会議とかディスカッションとかは
ほぼ大丈夫
なのに
なぜ日常の通常会話でそれが起こるのか
しっかり話し合う場と日常会話で
どんな違いがあるのか

そこを深堀ってみました。

3.主語はどこへ消えた?

日本語の、特に会話文には
主語が省略される傾向が多くて
それはなぜかというと、多少主語を省略しても

大体の人には大体通じる

からです。
ですがこれは、大体ではない人には
伝わりにくい可能性があるのですね
それが梅本龍のような人たちです。

・主語がないので、話の結論(述語)が
 そもそも何についてのものなのかわかりづらい
・突然結論が出てくると
 「え?それは何の話?」と混乱する

などが代表的なパニック要因です

4.アレがアレしてコウなって……

次に困惑するのが指示語の多さです

相手「アレさぁ、どうなった?」

龍(心の声)ん?アレ?いつの何?どれ?
  どうかなるやつのこと?え?わかんないんだけど?

 「……あれ、とは?……なんのことでしょう?」

相手「えーわかんないの?アレだよ」

対象物が何かを言ってください(;´Д`)
というのが代表的なアレアレパニックです。

5.察し能力を装備していない人

主語がなくても指示語が多くても
運よくわかるときもあるのですが
大抵聞き返すことになってしまうので

「そこは察して。わかるでしょ」

と思われたり言われたりです。
でもそんな、ほんの1~2語くらい省略しないで
話してくれたらちゃんと伝わるのになぁと
残念に思ったり、そんな自分を情けなく思ったり

ただ、言葉が完全に伝わり切っていない時
自分自身の表情は本当にぽかんとしているようで
(すべての理解が追い付かなくて
聞き返せないほど頭の中が???になってると
その表情からもう一回言っていただけたりする)

「聞いてるようで聞いてない」

と言われる所以かな、と思います。

6.変なところで妙な能力を発揮する人

とはいえ、よく聞き取れなくて
聞き返した直後に内容を察し取れる時があります

それはどういう時かというと
『言葉自体は省略されていないのだけど
耳だけの情報で上手く聞き取れなくて
でも断片的に聞こえたものとニュアンスと状況から
推測で文章を再構築する能力が発揮される時』
です

家の中とかで、ふっと話しかけられる時に多いのですが
話し相手の顔をちゃんと見れない状態で
とつぜん言葉が発せられた時などがこれに当たります。

相手「こ〇※§Θπ★∑……÷ど、ψる?」
龍 「へ?なんて?」
龍(脳内)( ゚д゚)ハッ!(←話し相手の方向を確認して推測再構築中)
龍 「あ、それか、いらない」
相手「なんだよ、聞こえてんじゃん!いちいち聞き返すなよ」
龍 「いや、最初は本当に聞こえなかったんだって!」

というのがこのパターンのテンプレです。

7.これらから考えられること

やはり会議などの場と日常会話で
理解の度合いに差があるのは
上記の状況を分析してみると
以下のような違いがあるからじゃないかなと思います

【会議等のわりと公式な場合】
・会議などではガッツリ聞き態勢がとれる(全身で聞く)
・会議などではそもそも文章をしっかり話す
・省略や指示語が少なめな文語体で話す

【日常会話の場合】
・突然会話がはじまったりする
・ガッツリと聞き態勢がとりづらい状況
・わりと省略形や指示語の多い口語体で話す

8.こんな自分だからこそ気を付けている事

そして自分自身が話すときに
そこまでちゃんと分析していなかった昔から
無意識に気を付けていることがありました
それは

・話始める前に呼びかけて可能な範囲で相手を見る
(「ねぇ」とか「あのさ」など)
・主語はきちんとつける
・主語と述語はきちんと対応させる
・指示語は最小限にして対象物をズバリ言う
(文脈などで、くどくなるときは指示語を使うこともある)

大学生の時に個別指導塾でバイトをしていたのですが
説明が分かりやすいと言ってもらえたことを思い出しました
体験入塾でやってきた子が入塾することになると
「体験の時に教えてもらった先生がいい」と
言ってもらうことが、有難いことに多かったです

今思うと、勉強ができるとかできないとか以前に
伝える時に、自分ならこうすれば伝わるという
話し方を無意識に気を付けていたからかも
しれないなぁと思い出してみました。

9.みんなに優しい

まぁ、よくある口語体のラフな会話も
大体の人同士は大体伝わるようなので
あまり問題なさそうです。
だから、大体ではない人たちは少数派なのでしょうが
それでも皆で、包括した優しさのある会話ができたら
社会が今より少し優しくなりそうです

【再掲】
・話始める前に呼びかけて可能な範囲で相手を見る
(「ねぇ」とか「あのさ」など)
・主語はきちんとつける
・主語と述語はきちんと対応させる
・指示語は最小限にして対象物をズバリ言う

上記のポイントが意識できると
より多くの人を気遣いながら
会話ができるようになると思ってます

大体ではない人たちの困難がみんな同じとは思いませんが
大体のあたりまえを少し取り外してみると
今までよりもより広い範囲の人たちと
優しい会話ができるのかなと思いました。

よかったら試してみてくださ~い(^_^)/~

最後まで読んでいただきありがとう
ではではまたまた
梅本龍

最後まで読んでいただきありがとうございます!