違う！問題はそこじゃない！

9月7日に行われたジャニーズ事務所の記者会見以後も、ジャニーズタレントに対しては、CM起用していた企業、出演していた番組を制作する地上波キー局によってその対応が分かれている。
ジャニーズタレントのファンにしてみれば、タレント自身に罪は無いから、テレビ出演等を制限することはないだろうと、もっぱら感情論での意見が目立つ。
一方で、企業経営者の多くは、企業のコンプライアンス遵守の視点から、CM起用を控える企業が増えているのは、適切な対応だとの冷静な見方が多い。
私は、ジャニーズ所属タレントは新会社や既存の芸能事務所に移籍させ、現在のジャニーズ事務所は被害者救済のためだけに存続させ、一定程度の補償が行われた時点で、ジャニーズ事務所を解散すべしとの考え方で、これは一貫して変えていない。これはジャニーズ事務所が企業として運営されている以上、所属のタレントに対するファンの感情等を一旦傍に置いて論じなければならない問題だと考えているからだ。