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小樽事件簿【後編】〜保護。警察署へ〜

皆様。いかがお過ごしでしょうか。最近定型文の挨拶がほしいと思ってるハラです。

今日は一昨日の続きを話していこうと思います。(前回)無事に小樽でのオープンキャンパスを終えたので、あとは帰るだけでした。

しかし、ここでやらかすのが私。怒涛のやらかし3連コンボを決めていきます。

1. 当日の予定

帰りの予定はこんな感じ。小樽からバスで札幌へ。札幌から新函館北斗駅まで電車。そして、新函館北斗から新青森駅。新青森駅から大館駅へ。という流れでした。


2. 切符よどこ行った???

無事にオープンキャンパスを終えたので、後は大館に帰って推薦に向けた準備を行うだけだった。
入試に向けて昂ぶる気持ちを抑え、札幌へ向かうバスへ。札幌へ行ったあとの新幹線の切符を見ながら、帰り道の確認をしていた。

その時、眠気がやって来た。バタバタしたオープンキャンパスの疲れからか、眠気がここでも襲ってきた。しかし、もう前日と同じ失敗はしない!!そう心に誓いながら、目をしっかり開いていた……………。

気がついたら、しっかり寝てたwwww

しかし、札幌駅の直前で起きたので一安心!!!
バスを降りて、意気揚々と札幌駅から新函館北斗駅へ向かう改札へ!そして、切符を入れたその時。

「ピンポーン!!!!!」

鉄の番人がおなじみの音とともに私の前に立ちふさがった。意味が分からず、立ち尽くしていると駅員さんが近づいてきた。

駅員「どうされました〜??」
可愛い駅員さんだった。小柄で小動物のようなクリッとした瞳が印象的だった。いや、そんなことはどうでもいい。

ワイ「切符入れたんですけど、通れなくて困ってるんですけど…。」
駅員さんは切符を確認して、こう言ってきた。

駅員さん「特急券がないんですけど、どうされました???」
特急券???何を言ってるんだこの人は???バスで確認してた時はあったぞ????
急いで手渡された切符を見た。重なっていた切符の中に特急券はなかった。

意味がわからなかった………。しかし、よく考えてみると1つ心当たりがあった。
(寝落ちしてた間に手から落としたかもしれん。)
そう!寝落ちしていた間、手には確認した乗車券と特急券を持っていた!そして、起きてから急いで財布の中に入れた……。

嫌な予感とともに、私は駅員さんに事情を話した。そして、もう特急券を買うお金さえ残っていないことも素直に話した。

すると、駅員室に連れて行かれた。
事務所みたいな室内には、強面の駅員さん(通称:強面)と優しい感じの駅員さん(通称:優男)がいた。
優男と強面は何か話したあと、こう提案してきた。

優男「大館の親御さんに料金払ってもらって、切符をここで発行できるから親御さんに電話できる?」

何と、そんな便利機能あるの???私は速攻でイエスと答え、父に電話した。案の定父にはブチ切れられた。
父「おめぇ、何してのや!!ちゃんとしろや……。」

要約するとこんな感じ。聞いてる間、聞き始めは申し訳なかったが、後半は同じことの繰り返しだったので適当に流してた。

そんな感じで、その後無事に手配が終わった。
(やっと帰れる。)
そんなことを思いながら特急北斗に乗った。
しかし、この時まだ思ってもいなかった。
自分があの場所へ行くなんて。

3. 勘違い。

特急に乗ってる間、疲れ切って爆睡していた。
だって3時間あるんだもんwwww

そして、しっかり新函館北斗駅の数駅前で起きた。
(後は降りるだけ。)
そう思いながら

私は新函館北斗駅で降りなかった。
この時、疲れすぎて勘違いしていた。
降りる駅が新函館北斗駅ではなく、函館駅だと。

函館駅に降りてから、ルンルン気分で改札に行く♪また改札機に止められた。そして、切符を確認した駅員に気まずそうに言われた。

駅員「降りる駅間違えてますねぇ…。」

ファ??しかも、ここから更に追い打ちが。

駅員「ここから新函館北斗駅に行っても、終電ないですね〜…。」

何だか、ヤバいはずなのに不思議と面白くなってきた。www
ここまでやらかすと笑いすら出てくる。

私はニッコリした顔で
「始発まで時間潰せる場所ないですか???」
と聞き、駅員さんが教えてくれた駅近くの自販機のベンチへと向かった。

(なお、このことを親に伝えたらブチ切れられた。)

4. 保護。そして警察署へ

中々寝れなかったので、自販機前のベンチで勉強をしていると、駅員さんが歩いてきた。少し不安そうな顔をしてたのでこちらも何だか不安になってきた…。すると、
駅員「君、高校生だよね?駅としても君のこと放置して万が一があったら困るんだよね。だから、警察に行ってもらえるかな??」

あと、5時間くらい始発で帰れるし放っておいてよ…。こんな周りに住宅しかないような場所で何が起きるんだよ…。
そんな思いもあったので、10分くらいごねた。しかし、結局話し合うのが面倒くさくなり私が折れた。

数分後、パトカーが現れた。笑顔が良い小太りな警官(通称:小結親方)とノッポでイケメンな警官(通称:長身イケメン)の2人組が降りて来た。


駅員と少し話した後、警官に誘導されて私はパトカーに乗った。不思議なことに、悪い事はしてないのにパトカーに乗ると緊張する。(←駅員さんに迷惑をかけたという意味なら、悪い事をしたのかもしれない)

駅員と話し終えた長身イケメンが運転席に乗る。そして、無線で何かを話しながらパトカーを出発させた。
道中、小結親方にいろんな質問をされた。出身はどこか。何で野宿するはめになったのか。凄く話しやすい人だなーと思いながら話していると、でっけぇ警察署へ連れて行かれた。

そして、別の強面の警察官(通称:篠原)に引き渡された。その後、小会議室みたいなところへ行った。そこには簡易ベッドがあり、篠原に「ここで寝ていいよー。時間なったら送るから。」と言われた。
そして、寝る前。親御さんに連絡するからと言われ、警察から父に連絡が入った。
警察から代わった時の父は怒りでなく、「いい機会だから勉強してきなさい!」とか言ってきた気がする。何言ってんだと当時は思ったが、警察の前ではさすがの父も切れなかったんだと後々気が付いた。(←帰ったら、しっかり怒られた。)

余談:小会議室に行く時、篠原も経緯を聞いてきた。しかも、話してみると意外とフレンドリー。警察官ってギャップある人多くね???

会議室のベットでは正直、緊張してほぼ目をつぶる状態だった。
そんなこんなで浅い眠りから翌朝起こしてもらい、無事に送られて始発で大館へ帰れたのでした。

まとめ

みんな乗り物乗るときは、時間と目的地、持ち物の確認をしっかりしましょう。ちょっとの確認で後々の事故を未然に防ぐことができるので、まじで確認は大事。

あと、あの時の警察の方や駅員の方。本当に申し訳ありませんでした…。

それで今日はここらへんで。いい夜を。

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