趣味は外国語である

ここ数年で、キャンプ、SUP、登山、ランニング、トレイルランなど、趣味が増えに増えた。

今、趣味が8個くらいある。

ただ、周りに同じ趣味の人が本当にいなくて(特に登山、トレイルラン)
「趣味について誰かと語りたい!」
と思いながら、雑誌を読んで、その世界に浸り、その気持ちを満たす日々。

そして雑誌を読んでいるとその趣味をやってないと分からない「単語」がたくさんあり、「この単語言っても意味わかんないよね」と思い、どんどんストックしていく新たな単語たち。

その時に、ふと思いました。

「趣味って外国語みたいだな」と。

日本にいるのに、同じ趣味をやっている人じゃないと、日本語が通じない感覚。
※(マラソンだと「サブ4」「サブエガ」「LSD」「DNF」 など)

そしてその “外国語もどき” をフルで使えた日のなんとも言えないスッキリ嬉しい感覚が、いまだ心に残っている。

誰とも趣味の話ができず、寂しい思いをしていた自分。
初めてグループランというものに参加した時(※グループランとは、ランニング好きな人が集まってみんなで一緒にランニングをすること。大体10キロ程度走ることが多く、ゆっくりとしたペースで話しながらランニングをする)なんと、初っ端からフルスロットル・ランニング・トーク。
自分が知らないことを教えてくれる知識欲を満たしてくれるこの感じもすごく良い。

初めて言葉が通じる人種を見つけた嬉しい感覚のまま、そのままビール一杯をみんなで飲みに行った最高の流れはちょっと感動に近いものがあった。

さらにもう一つ。
趣味が増えて、驚きの出来事が。

これまで3年くらい知り合いだったけどLINEを交換するまでの仲ではなかった人と、趣味の話になった時に「登山」という共通の趣味があることがわかったその瞬間、

「LINE交換しましょう」

そう言われて、100メートルあった距離が「登山が趣味」というワードで10メートルくらいまで、一気に縮まってしまった。


趣味とは、人と人が仲良くなるスピードを猛スピードに加速させてくれる。

趣味を広げることは、色んな人と話せる言語をたくさん習得するようなもので、色んな人と一気に仲良くなれるチャンスを秘めた最強の人間関係向上ツールなんじゃないか?

そんなことを思い、新たな趣味を探している今日この頃です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?