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AIは天使か悪魔か?

はじめに

浜口倫太郎さんの「AI崩壊」読みました!昨晩に読書したらnoteにまとめる宣言をしたので初チャレンジします!

動機は以下の通りです。

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あらすじ

天才科学者桐生浩介は、癌にかかった妻の希を救うために希の弟の西村悟と医療AI「のぞみ」の開発をします。しかし、法的整備が整っておらず、国からは「のぞみ」の許可は降りませんでした。「いつか、たくさんの苦しんでいる人を救う日が来る」そう言い残して、希は命を引き取ることになり、桐生は「のぞみ」と悟を残し娘の心と一緒に日本を離れます。

数年後、国から「のぞみ」の許可が降り、悟はHOPE社を立ち上げました。姉の想いを引き継ぎながら「のぞみ」は日本の生活に欠かせないライフラインとなります。

2030年に桐生が総理大臣賞の授与のために心と一緒に帰国します。セレモニーの後、心が「のぞみ」のサーバールームに忘れ物をしてしまったことに気がつきサーバールームに取りに行きます。その時、「のぞみ」が暴走を始めます。

ライフラインとなっている「のぞみ」が故障したことで、日本中は大パニックになり、死亡事故も増え続けます。さらに、心は冷却されたサーバールームに閉じ込められてしまい脱出することができなくなりました。HOPE社の技術者達も対応することが出来ない状況にも関わらず、心がサーバールームで生きられるのは24時間となってしまいます。

「のぞみ」の暴走を抑え、日本と心を救えるのか?そして「のぞみ」を暴走させた犯人は誰なのか?

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感想

ここからは若干ネタバレにもなるので、あらすじ読んで興味持った人は読まないでください!笑

AIの理解が深まる

2030年という近未来がテーマなので、物語の生活ではAIが結びついてます。AIによって我々のライフスタイルはどのように変化して、どのような問題が生まれるのかはこの小説のメインテーマにもなっています。AIに全てを一任することは諸刃の剣だなと感じました。

SF要素・推理要素どちらも物足りない

AI崩壊はSF的な部分と推理小説的な要素が含まれます。物語の中では、「のぞみ」を暴走させた犯人についていくつもの推論が生まれます。犯人の推測が比較的容易なので、推理小説好きにはちょっと物足りないって感じです。また、SF要素は予想系AIを使って犯人を特定するなどは面白かったですが、他の面でちょっとやりすぎだろって感じちゃいました(笑)

未来について考えさせられる

少子高齢化による社会や政治の歪みや、経済格差の広がりなど、日本の未来で起こるであろう問題について物語でも取り上げられています。労働人口や出生率の減少などAIと共生するであろう2030年には解決すべき問題が多そうです。

AIは天使か悪魔か

物語の終盤で、「AIは天使か悪魔か」について深く考えさせられます。AIにより我々は大きな恩恵を享受することができますが、AIの濫用や意思決定の放任は危険だと思いました。感情と意思を持つ我々がAIをコントロールして、AIと人間でより豊かな社会を創り上げることが、AIと共生するということだと思います!
機械と人間による雇用の奪い合いではなく、価値の共創ということですね!

おわりに

「AI崩壊」については以上です!初めてのnote予想より難しかったです!笑
ここまで読んでくれた読者の皆さんは初めての私の文章いかがでしたか?面白かったですか?つまらないけど暇すぎて最後まで読んでくれましたか?
初めてにしては上手だったとか言われたいところですが、なんだか自己愛の強い童◯みたいなので、厳しいフィードバックをしっかり受け止めたいと思います!

稚拙な表現や伝わる文章を書くためにもまずは量ですね!これからも頑張っていきます!

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