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頭の中で再生する

そのことばに、思わず膝を打った。

先日のオンラインバーでのことである。『うたうことば』と題して、武田ひかさんを中心にみんなで短歌について語り合った。その三十一音は、受け手の元に届いた瞬間、読み手のものとなる。つまり、作者から手を離れ、読み手へと解釈が委ねられるのだ。それは決して限定的ではなく、多様な解釈の余地を孕んでいる。それは、「三十一音」という制約を設けた短歌の性質による。

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「繭が風を手に入れ、シルクとなった」 対話のこと、文章のこと、考えるということ。

「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。