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読み手を信じてはいけない

「文章が巧い」ということの一つの要素として「情報を正確に伝達できる」ということが挙げられます。

言葉にすると簡単なのですが、日々の生活の中で、僕たちは文章による伝達に失敗しているケースにしばしば出くわします。それは実際に「文章自体が誤った表現である」という場合もありますが、その多くは伝わる時に両者の認識の中で誤謬が起こっています。つまり、文章は正しく書いてあるにも関わらず、読み手が間違った理解をしているということです。

その時、僕たちは読み手を責めてはいけません。誤謬を誘発した要因は、書き手の表現にあると受け止めるべきです。


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「繭が風を手に入れ、シルクとなった」 対話のこと、文章のこと、考えるということ。

「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。