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「センスがいい」とは【#言語化れんしゅう】

「センスがいい」について考えてみました。

人に影響力を与える美意識。驚きと恍惚が、ときめきとうっとりが、内包された表現。「良いモノとは何か」を考えた数と「良いモノ」に触れてきた数の集積。意外性のあるおもしろさ。独自性のある主張。膨大な選択肢の中から選び抜かれたシンプルな提案。

嶋津(X)

これは、わたしの考える「センスがいい」の印象。他の人はどういうことに「センスがいい」を感じるのかと思って、Xで問いかけてみました。

あなたの思う「センスがいい人」ってどんな人?

以下、届いたみなさんの「センスがいい」をご紹介します。

みなさんのお答え

【1】

受け取り側の、心や想像力を揺さぶるってくれる人。余白のある人。 笑いなら、見るかにベタな笑いより、 あ!そういう事ね!と考えさせてくれたり、 絵なら観る人の背景によって、感じ方が違う、というような余白を与えてくれる人だったり。

心や想像力を揺さぶる人。意外性や驚きを与えてくれる頼もしさがありますね。

【2】

「え?そこ?」って感じのいい意味での驚きをくれる人。

「驚き」と「おもしろさ」を与えてくれる人ですね。

【3】

自分が好きなものを自分でわかっている人。

誰かの好き、世間の好き、ではなく、自分の好きを理解している。

【4】

目の前の物事に向き合ってきた人です。昨日も今日も。

センスは一日にして成らず。すてきな表現だなぁ。

【5】

本質は外さず視点が秀逸。

本質は捉えつつ、人とは違った視点も物事を見れる人。見ることができるから、人とは違うアプローチで表現できる。

【6】

ココロに響く心地よいリズムを奏でる人。

センスは心地良いリズムから。

【7】

人やモノの良さを見抜いて、組み合わせる事で相乗効果の風を起こして、多くの人にハッピーを分けられる人。

良さを見抜く力。そして、いくつかの要素を組み合わせ、さらに魅力的にする。なおかつ、それが人の幸福へとつながっている。すてき。

【8】

経験に固執せず、時代や年齢に合わせて、自分が変わることを楽しめる人。

留まらず、滞らず、流れの中で変化する。そして、それを楽しんでいる。柔軟さがセンスの要素。

【9】

たくさん選んで、たくさん失敗している人。

研ぎ澄ました意識と、経験が磨き上げるもの。

【10】

思考も嗜好もバランスの取れている人。

二つの「しこう」のバランス。粋な回答だ。

【11】

すべてがさりげない人

“さりげなさ”こそセンス。自然体の中で、瞬間的に垣間見えるきらめきに惹かれます。

【12】

五感からのインプットの量がたくさんあって、かつそれらを使ったアウトプットを自身の感覚で自由自在に発信できる人。

五感を通したインプットを、自分の感覚で自在にアウトプットできる人。

【13】

その人がいるとその場の空気にはっきりとその人の色合いが加わるのにちっとも嫌な感じはしない。いい香りのする風が吹いているような、そんな人。

その人がその場にいると、いい香りの風を感じる。センスの良さがもたらす現象。非常におもしろいです。

【14】

「そのモノ」「その人」すべてに対して、長所だったり良いところを見つけるのが上手い人。

魅力を発見できることがセンス。

【15】

誰も思いつかないような斬新な発想ができて、華やかな人。

独自性のある発想、かつ華やかな印象。

【16】

選ぶもの全てにその人の哲学が宿っている。 使う言葉も立ち居振る舞いも、その人の美意識が滲み出ている。 ひいては人との接し方や生き方にも、独自の美しさを感じさせる人。

選択、表現、その一つひとつに哲学、美意識が現れている。それらの濃度と強度と透明度。

【17】

世間一般的に醜悪とかにされているものに美しさや真摯なものを感じ、表現できる人。

強く共感します。世の中のナシを、その人の表現でアリに変えてしまえる人。これは圧倒する美意識がないとできないですよね。

【18】

かゆいところに手が届く。出すものが相手の中にどう反響するかの想定をしている。思いもかけない死角から心地よい言葉や物を出してくる。攻めと守り、前衛と保守のバランスが絶妙。複雑だけどシンプル。否定性に芸がある。

俯瞰でモノを見ることができて、調和と攪拌のバランス感覚があって、印象としてはシンプル。かっこいいなぁ。

【19】

微妙な違いに気づける感受性を持つ人。

センスとは繊細な感受性がもたらすもの。

【20】

基本はしっかりと押さえた上での遊び心。

基礎力がある上での遊び心。余裕や余白。

【21】

自己評価と他者評価のすり合わせが上手い人。ファッションセンスとかわかりやすいですけど、流行とかを取り入れて、周囲の軸も意識してるイメージ。センスってそこにアジャストする力な感じがしてます。

他者評価の観点も大事なんですね。ある種、商いの上手さみたいなことにもつながるのかな。

【22】

自分が気が付けない事に気づく。 ちょっとやっただけでコツを掴む。

人が気づけないことに気づける観察力や洞察力、その感性。コツを掴む、は本質をうまく捉えるということかもしれない。構造や体系、大事な部分をよく理解しているということですね。

【23】

考え事の多さを前に出さない洒脱さのある人。 文字量が多くても柔らかさのある人。

粋な佇まいや振る舞い。文字量が多くても、すんなり読めてしまう表現。

【24】

感受性豊かで、その感情や感覚を表現することができる人。

豊かな感受性。受け取る力が豊かであり、それを表現する力もある。

【25】

心地よい風を送ってくれる人。

心地良い風……詩的な表現だなぁ。と思っていると「センス」と「扇子」をかけた洒落だったようです。おもしろいね。

全てではないですが、このようなコメントが届きました。

ことばには、人それぞれにイメージがあり、定義がある。それらを読ませていただいていると、わたしの中でも「センスがいい」のイメージがすくすく育っていきました。

#言語化れんしゅう

これからも皆さんのお知恵をお借りしながら試していきたいと思います。Xのスペースでは、みなさんからいただいたことばを感想を述べながら紹介させていただいております。ぜひ、お気軽にご参加ください。


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