見出し画像

「ギフト」という概念

「贈り届ける」ということでおもしろいことをしたい。

以前から「ギフト」という概念を大切にしている。想いを込めて何かをつくり(あるいは選び)、想いを込めて送り届ける。届いた先の相手のこころの中で起きる現象。それは、あたたかく、やわらかく、たおやかで、心地良い。こころの中で生まれたぬくもりは、こちら側にも伝わる。

今までに具体的にやったこと。

ふみぐら社さんとの「ことばのアトリエ」。

ワタナベアニさんへのインタビュー記事。

どちらのプロジェクトも記事に価格をつけて、ぼくの想いに協賛(協力)してくれた人に無料でプレゼントした。単純な記事の販売ではなく、「お願い」を受け入れてくれた方々へのギフトの形をとったことによって、互いの間に物語が生まれた。

この小さな物語を、ぼくは大切にしたい。

「誰か」に「何か」を贈る。その行為を日常の中に融け込ませていきたい。ほんの少しのことで、お互いがあたたかい気持ちになれたり、笑顔になれたりする瞬間をしつらえる。

手紙を書く行為も、誰かの記事をシェアする行為も、基本的にはギフトだと思っている。ぼくは「ことばのギフト」を贈るように心がける。目の前の人がほんの少しでもうれしい気持ちになってもらえるように。

そのために決めていること。嘘はつかない。おべんちゃらを言わない。それをしてしまうとことばが力を失ってしまうから。本当に想ったことを、伝わる形にして届ける。うまくいく時もあれば、いかない時もある。ただ、その時々で工夫することは、とても楽しい。

画像1

「教養のエチュードしよう」というサークルで、何か「ギフト」のようなものをつくりたい。それは有形であれ、無形であれ、どのようなことでもいい。

ここから先は

568字

「繭が風を手に入れ、シルクとなった」 対話のこと、文章のこと、考えるということ。

「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。