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「丁寧な暮らし」とは【#言語化れんしゅう】
「丁寧な暮らし」について考えてみました。
所作と振る舞いに気を巡らせる。一つひとつの選択を美意識に則って判断する。呼吸を調える。ひと手間を味わう。目の前の現象を鑑賞する。
これは、わたしの考える「丁寧な暮らし」の印象。他の人はどういうことに「丁寧な暮らし」と捉えているのかと思って、Xで問いかけてみました。
あなたの思う「丁寧な暮らし」とはどんな生活や心がけですか?
以下、届いたみなさんの「丁寧な暮らし」をご紹介します。
*
みなさんのお答え
【1】
ちゃんと座ってゆっくり白ごはんと味噌汁を味わう「あー美味しいなぁ」って食卓につく暮らし。
食の時間は余裕をもって味わう暮らし。確かに、忙しいとどうしても「味わう」は省いて、とにかくお腹に詰めなきゃと摂取のための食になりますもんね。日々の食体験をていねいに。
【2】
最近の心がけは「一汁二采・塩分控えめの食生活」です。 食生活の乱れは生活習慣病を招きやすくなり、生活習慣病は体が不可逆的にぶっこわれかねませんので、こわれにくい体になれるよう、努めております。
食生活を整えること。食べることは、生きること。確かに、食に気を巡らせることは、暮らしへ心を込めることですね。
【3】
一つ一つの所作や作業に意識を持ち、「何故それをするのか」を考えながら生活をすること。 そしてそれが意識をせずとも自然と行えるようになった姿かなぁ。 何故か頭の中では衛藤キヨコさんが撮られたフジコ・ヘミングさんが思い浮かびました。
一つひとつの所作、作業に意識する。それが自然と行える状態になった姿。日々の継続の末に身につく暮らし。
【4】
自分のためにコーヒーを淹れれることでしょうか。ドリップパックのものでもお湯を沸かして淹れるひと手間を自分に割ける気力と体力の余裕が丁寧さを感じさせる気がします。実際1日の諸々が終わってコーヒーを淹れる気力が残っている日は幸せな溜息がつけます。
自分のためにコーヒーをドリップするひと手間。すごくよくわかります。ドリップは、わたしにとって小さな瞑想でもある。しあわせなため息をもたらす一杯。いいなぁ。
【5】
その日を楽しむこと。あまり「将来のため」は考え過ぎない。今やっている最中の行為に集中すること。 生活は、それの積み重ねです。
その日を楽しむ。未来でなく「今」にフォーカスして。マインドフルネスの精神。
【6】
「”生活”と”人生”は違う」ことに気づいて、それについて考えながら暮らしていくこと。タイパやコスパを優先すると、生活は豊かになるかもしれないけれど、人生はどうでしょう。私もまだまだ道半ばで、考えながら歩んでいます。
「“生活”と“人生”は違う」。確かに日々の生きやすさと“人生”という長いスパンで捉えた充実感は内容が変わってきますね。そのバランスを考えながら、愛しみ、歓び、便利さ、生きやすさを考えて一つひとつセレクトしてゆく。おもしろいなぁ。
【7】
リズムのある暮らし。起きる時間、寝る時間を一定。整理整頓。バタバタしない。あまり感情に振り回されないように 一定にコントロールできるよう 行動から心にアプローチする。
生活にリズムを。「バタバタしない」っていいなぁ。そのためにもリズムと整理を意識する。
【8】
ふだん「やれば良いのはわかってるけど面倒だな」と思い省略することをちゃんとやる。例えば洗濯物を乱暴に畳んで引き出しに突っ込むのではなく、普通に畳んできれいに仕舞うとか。 いわゆる「タイパ」の逆をするようなイメージです。
タイパの対極にある意識。「面倒だな」と向き合うこと。それを楽しめるとなお良いですよね。
【9】
誰のためでもなく、自分のために朝ごはんを作り、コーヒーを淹れ、祈り、ヨガをし、一日を始めることを何年も継続する現在。 自分という存在を慈しみ、大切にする生活。 まずは自分を心身ともに充実させること。そこから他者への愛や希望の全てが溢れ出す。
誰のためでも、自分のために手間と心を込める生活。すてきな習慣だなぁ。そのリズムが崩れると「雑」になる。結果的に自分を雑に扱ってしまい、周囲へ愛や希望を送ることもできなくなる。すべてつながっていますね。
【10】
性別や年齢は関係なくて、人としてきちんと暮らすこと。 食材を無駄にしないこと、物を扱う時の心構え、他人に対して想像力をもって接する事や自分を蔑ろにしないこと、などを積み重ねた日々が結局は「丁寧な暮らし」に成っている気がする。
小さな意識の積み重ね。
【11】
雑になりそうな思考や行動を修正しながら、できるだけフラットな気持ちで一日を終えられるよう心がけています。 嬉しいことも嫌なことも心の引き出しにしまって忘れて、明日に新しい気持ちで出会います。
フラットな気持ちで一日を終える心がけ。良いことも、嫌なことも、大切にしまって忘れること。新たな明日を迎えるために。いいなぁ。
【12】
他人が「めんどくさい」と思うことを楽しめること。スマホじゃなくてカメラで撮る、羽釜でご飯を炊く、庭で野菜を育てる……など。時短は楽だけど、楽しさを犠牲にしてる、しっかり楽しむこと。
不便を楽しむ。実は「つくる」の工程の中に楽しさが詰まっていますもんね。それを味わうことが丁寧な暮らし。
【13】
物がきちんとあるべき場所に片付けられ、掃除が行き届き、空気の通りがよい部屋で、日々を送ること。
整理され、清らかで風通しの良い空間で暮らすこと。放っておけば汚れたり、滞ったりするのが自然ですから。それを日々続けるということは、その日々の中で一つひとつに気を巡らせることになりますもんね。
【14】
「これでいい」ではなくて「これがいい」と、一つずつ(事もモノも)選択すること。
「これがいい」を一つひとつ選ぶこと。その暮らし。
【16】
手間暇がかかることを楽しむ心のゆとり。
手間暇かかることを楽しめる暮らし。そのために必要なのは心のゆとり。
*
全てではないですが、このようなコメントが届きました。
ことばには、人それぞれにイメージがあり、定義がある。それらを読ませていただいていると、わたしの中でも「丁寧な暮らし」のイメージがすくすく育っていきました。
これからも皆さんのお知恵をお借りしながら試していきたいと思います。Xのスペースでは、みなさんからいただいたことばを感想を述べながら紹介させていただいております。ぜひ、お気軽にご参加ください。
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