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「ライター」の価値を上げる

カチッ、ボッ、と煙草に火をつけるアレの話ではありません。

文章を書く方、つまり「Writer」です。noteで文章を書いている人の中で、ライターの仕事だけで生活をしている人って全体のどれくらいいるのでしょうか?あんまりいないと思います。

理由は簡単で、それほど稼げないから。あと、売れっ子のライターは忙しくてなかなか仕事以外の文章は書かない。別に、ライターの仕事だけで生活することが正義ではありません。むしろ、個人的には「副業のスキル」として備わっていることの方が理想的だと思っています。今の時代は特に複数の収入の柱があった方がいい。「パラレルキャリア」や「スラッシャー」などと呼ばれていますよね。江戸時代は多くの人がそうだったみたいです。農民をしながら、空いた時間にそれぞれが別の仕事をしていました。

ライターの魅力は、いろんな人に会えたり、珍しい話を聴けたり、それを文章にすることで思考が整理されることです。観察力傾聴力が磨かれるような気がしています。もちろん文章力もね。これがデフォルトの能力になっていれば、他の仕事でも役立つと思うんです(むしろ職業ライターよりも重宝される気がする)。

実際、僕も文章を書く他には、お店を経営したり、イベントを企画したり、ラジオで喋ったりしています。普段文章の仕事をしているスキルが他の領域で生きていることを実感しています。

この文章は、「書き手」に向けて書かれたものであるという前提で話を進めますが、多くの人が感じているのは「ライターの能力は役立つのに、それで稼ぐことは難しい」ということではないでしょうか?僕はそう感じています。それは愚痴ではありません。れっきとした事実です。重要なのは、「価値を上げるためにやっていることはありますか?」という問題提起です。そう、「稼げない」のではなく、「稼げる努力をしていない」ということが問題で。「価値はここにあるのですよ」というプレゼンテーションをもっとやっていった方がいいんじゃないかな、と思っています。

ということで今回は、ライターの価値の上げ方について書こうと思います。この記事はマガジン購読者、あるいはサークルメンバー向けの文章です。ただ、「読みたい」という人は連絡ください。感想くれるのであれば贈ります(メンバーの方は感想いらないです)。どれくらいの人がこの文章を読みたいと思ってくれているのかを知りたいのと、ライターの価値を上げるためのヒントがほしいという理由です。これは口約束なので、守ってくれても、破ってくれてもどちらでも良いです。信頼の問題です。

それでは、ここからが本編です。


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「繭が風を手に入れ、シルクとなった」 文章のこと、仕事のこと、考えるということ。

「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。