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空気の研究

視点

YouTubeで「教養のエチュード」というインタビュー番組を配信している。僕が話を聴きたい人にオンラインでインタビューさせてもらう。本当は実際に会って話したいのだけれど、このようなご時勢でなかなか会いにいけない。これは蒸留酒を抽出するような工程で、ここで仕入れたスピリッツは、リアルな「場」で会った時まで樽で熟成させる。上質なウィスキーはそのようにして作られる。「物語」は時間を与えることで奥行きを手に入れる。

今回のゲストはcotreeのひらやまさん。会ったことがないにも関わらず、ひらやまさんの考え方や振る舞いに共鳴することが多かった。おそらく育った環境も、触れてきたカルチャーも異なるのだけれど、二人の綴る言葉やコミュニケーションの姿勢は重なる領域が大きい。その不思議について、話を聴いてみたかった。

noteで手紙のやりとりをしたことがある。

このやりとりで、さらに心の距離は縮まった。そう、きっと僕たちは、考えていることが似ている。希望を映し出す世界が似ている。そのなめらかで、おだやかな、やさしいコミュニケーションの秘密を探りたいと思った。

それは、「視点」の研究であり、「場」の研究であり、「関係性」の研究であり、「空気」の研究であった。僕にとって二時間はあまりに短過ぎた。ひらやまさんのやさしさのヒントが散りばめられていて、掘り出してみるとたくましさのヒントがたくさん埋まっていた。収穫は大きかった。

ぜひ、見てください。


ひらやまさんと一緒に何かをしたい。共に「空気」の研究をしながら、一つひとつ形にしていきたい。その行為はきっと、どこかの誰かを笑顔にする。僕たちの見えている世界はきっと同じだから。


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「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。