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野崎良太 音楽会 2021

12月8日(水)に"野崎良太 音楽会 2021"を開催します!

僕はJazztronik以外でも様々なプロジェクトを進めています。そういったプロジェクトのコンサートを今年は色々と予定していましたが、そのほとんどがコロナの影響により開催する事が出来ませんでした。しかしこのまま年内何も出来ないでいると来年もなかなか前進出来なくなるような気がするので、この日に一気に行う事にしました。

それではこの日に行う内容をご紹介します。

ピアノソロ、バイオリンとのデュオ

まずは僕のピアノソロ。今年1回ピアノソロコンサートを開催していますが、本当は冬にもう一度開催できたらと思っていました。しかし念願叶わずでしたのでこの機会に少しソロ演奏を行いたいと思います。そして途中からバイオリン(伊藤彩)が参加してのデュオ演奏を行います。Jazztronikのニューアルバム『Universal Language』をリリースし先日ツアーも無事に終えました。今回はバイオリンとピアノでのアレンジでこのアルバムの中からも演奏していこうと思っています。
Universal Languageはこちらでお聴きいただけます。


Hizuru

2つ目は和楽器とのプロジェクトのHizuruです。ファーストアルバムの『飛鶴』をリリースしてから4年は経ちますが、海外ではJazztronikよりHizuruの方が知られているんじゃないかと思う位いまだに反響が大きいです。今回は3人の和楽器奏者、箏( 明日佳)、 尺八 (田辺しおり)、 三味線 (木村俊介)と僕の4名で新たなアレンジでHizuruサウンドをお届けします。


JOMON ONGAKU

そして3つ目はJOMON ONGAKU。皆さんご存知の縄文土器、その土器には様々な文様がデザインされています。その文様を解析し音符に変え、音楽を作り出す実験的な音楽プロジェクトです。
実は僕の友人のチェリストの斎藤孝太郎君がいつからか縄文土器の研究家になっていまして、このJOMON ONGAKUのきっかけになる様な活動を行なっていました。下の写真の様な感じで解析をする様なのですが、非常にコンテンポラリーミュージック的なアプローチで面白いと思っています。この解析写真を見ているととりあえずアレンジはサイケミュージックしか浮かびませんが(苦笑)。なんにせよ彼が解析したものを音楽として完成させるのが僕のJOMON ONGAKUでの役目です。

火焔土器2色塗り

火焔土器2楽譜


コンテンポラリーミュージックは、乱暴な言い方をすると、ある意味なんでもありです。あくまで僕の意見ですが。勉強している頃からずっとそう思っています。なんでわざわざそんな誰得な謎なルールを作って音楽を作ってるんだろうとかよく思っていました。かなり沢山聞いてきましたが、キテる作品はかなりキテます。あの有名なジョン・ケージの『4分33秒/ 4'33"』なんて可愛いものです。僕が知っている中でかなり笑ったのは『演奏家がステージ上で演奏を間違えて楽屋に戻って作曲家に叱られる』という曲です。いや、決して笑っちゃダメですね、大真面目に発表されている作品ですから。我々もとにかく自分達で決めたルールの上で大真面目に音楽を作っています。誰得とか思ってはいけません。

斎藤君から初めてこの縄文土器の話を聞いたのは結構前になりますが、非常に面白い試みなので僕がプロデュースさせてもらう流れとなりました。それに向けて昨年末に新潟の馬高縄文館で土器の撮影も行なっています。実はかなり本気なプロジェクトです。そういえば斎藤君は自分で焼いたマイ縄文土器も持ってますね。JOMON ONGAKUは僕含め7名(ピアノ、エレキチェロ、エレキギター、サックス、ドラム、パーカッション、ベース)で演奏します。

僕にとっては非常に濃い夜となりますが、皆さんにも間違いなく楽しんでいただけると思っています。

会場は渋谷のJz Bratです。コロナの影響により座席数を半分に減らしての公演となります。ぜひお越しください!
チケット予約はこちらから。

イベント詳細

日時:2021年12月8日(水)18:00 開場 / 19:00 開演

場所:JZ Brat
Ticket:前売 4,000円 / 当日 4,500円(税込)

出演:
〈JOMON ONGAKU〉
野崎良太(Pf/Key)/ 斎藤孝太郎(Electric cello)/ 栗原健(Saxophone)/ 中里たかし(Perc)/ 井上新(Gt)/ 山本裕之(Ba)/ 安倍弘樹(Dr)

〈Hizuru〉
野崎良太(Pf/Key)/ 木村俊介(三味線/笛)/ 明日佳(箏)/ 田辺しおり(尺八)

〈Ryota Nozaki + Aya Ito〉
野崎良太(Pf)/ 伊藤彩(Vn)

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