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オレンジ(仮) part1
それは雲一つない空。青い。どこまでも続いていくようだ。手を伸ばそうにもきっと届かない。目に写っているのに、頭でもわかっているのに、触れることができそうにない。どこまであるのだろうか。今日の空は人生でも数えられるほどの、純粋で、奥深く、引き締まった空だ。
空のような青いパッケージのハイライトを一本取り出して、黄色の100円ライターで火をつけた。私の中に入ってくる。頭がぼーっとする。目を閉じて、深呼吸
『こちらあみ子』今村夏子の、ピクニックを読んで
"そういう人は、今村夏子のピクニックを読んでも感動しないんだろうな"
花束のような恋をしたの後遺症に悩まされた1週間、その作品がどんなものかと読んでみたらびっくり仰天。作品中に出てきた作品にも揚げ足を取られる日が来るとは思いの外。麦と絹が、ゆら帝を聴いてる時点で少し察しがついていたが、やはり、趣味が合わなかった。
ポップカルチャーなのか、ブラックなのか、純文学はこういうものだと感じるのが正解なの