フカイ リョウタ

ポップミュージックのレビューをきっかけに駄話をします。普段はJAXAで宇宙から持ち帰っ…

フカイ リョウタ

ポップミュージックのレビューをきっかけに駄話をします。普段はJAXAで宇宙から持ち帰った石の研究をしています。研究について: http://ryotafukai.web.fc2.com/

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#18 YOASOBIを生んだのはボカロではない。

24/02/18: 600 views達成!皆様ありがとうございます! 好評につき一部リニューアルしました。 当noteで4番目に読まれている記事です。 YOASOBI。このグループにすごく惹かれる自分がいる。デビューした時は、ボカロシーン・歌い手シーンの派生、進化系として登場したと認識されていたと思う。「夜に駆ける」のMVがいわゆる「リリックビデオ」な感じだったのも相まっている。この段階では、僕も「流行りものの一つ」だと思っていて、あまり注目していなかった。 「夜に駆け

    • 元気が出ない時によく聴くのがゆずの「WONDERFUL WORLD」というアルバム。ポップで寄り添うような曲ばかりなんですよね。このアルバムのセラピー効果は年々増しています。どういう経緯で作られたのか気になります。

      • #31 Field of view「突然」は「心に染みる」曲なのか?

        「最近、心無い人が増えた」「この頃の映画は心に残らない」。「心」に関する感想は色々ある。タイトルの通り突然ではあるが、今回はある年代の方々にとっては懐かしのバンド、Field of viewに関する記事である。この曲はサブスク配信がされておらず、YouTubeで聴く人が多いのではと思われる。コメント欄に目立つのは、このような感じの内容だ。 自分がこの「突然」を知ったのはTikTok。ボーカルの方の衣装がかっこよく惹かれる。そして、TikTokでもこういったコメントが占めてい

        • #30 振り返り③(#21~#29)

          #18でYOASOBIの記事、#19で19の記事を書いた時点で、もうこのnoteは停止して良いのかなと考えていた。単純にストックしていたネタが無くなったように思ったからである。前回の振り返り記事を書いたのは2022年8月なので、それから1年以上経ったことになる。 再開しても良いのかな、というきっかけになったのは、その当時一番閲覧数・スキ数(未だにトップだ)が高かった「#18 YOASOBIを生んだのはボカロではない。」に続いて、YOASOBIネタの記事を思いついたことが大き

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        記事

          #29 尾崎世界観が「ツバサインスパイア系」店舗を出店してきた。

          僕近年のクリープハイプ大好きなんです。 シンプルなバンドサウンドだけじゃなくて、かなり構築された良いサウンドの良いメロディ曲がたくさんあって。曲出すペースも早くて、素晴らしいですよね。 特に「キケンナアソビ」以降のシングルは全部良いですね。この曲のイントロを聴いた時ぶっ飛びました。今でも大好きですね。 なのでクリープハイプの新曲はウキウキして聴くんですけど。「I」という曲を聴いた所。 …なんと、クリープハイプの新曲、「ツバサ」インスパイア系の曲が来ました。これはちょっと

          #29 尾崎世界観が「ツバサインスパイア系」店舗を出店してきた。

          #28 Mr.Children「miss you」はド直球(NAKED)バンドサウンドである。

          24/02/23: 200 views達成!皆様ありがとうございます! 好評につき一部リニューアルしました。 まず、このアルバムとの出会いは非常に幸福だった。たまたま見たTVスポットで桜井さんが一人ギターを持って歌うのを見て、今まで完全ノーチェックだったミスチル新作のことがふと頭に入ってきた。なんと全て新曲らしい。 そこから頭はミスチルでいっぱいになり、CDが発売したらすぐさまタワレコで、久々にフィジカルCDを購入した。 このアルバムはMr.Childrenにとって「異

          #28 Mr.Children「miss you」はド直球(NAKED)バンドサウンドである。

          #27 ずとまよを生んだのはボカロではない。

          24/03/22: 300 views達成!皆様ありがとうございます! 好評につき一部リニューアルしました。 ずっと真夜中でいいのに。は、(今ではかなり路線が違ってきてはいるものの、)以前の記事で言及したYOASOBIらと同一の枠として、YouTube・ボカロ・歌い手世代の影響が強いミュージシャンとして現れた。 「YOASOBIはボカロの影響下以前に、いきものがかり的なグループだ」というのが前述の記事の主張だった。ずとまよも同様に現代的なカルチャーだけでは語れない。ここで

          #27 ずとまよを生んだのはボカロではない。

          #26 好きだったバラエティ番組が終わっていく。

          多くの音楽ファンがそうであるように、僕はポップカルチャー全般をこよなく愛している。 そしてその一つがコメディ、いわゆる「お笑い」である。「お笑いを批評する」ことはウエストランド井口さんよろしく大変寒く、そしてそれ以前に非常に難しいことであり、ブログのネタとしてはあまり合っていないと思われる。なのでここは、そのフォーマットである「テレビ番組」、特に「バラエティ番組」の話をしようと思う。 このブログにもいくつか記事があるように、僕は無類の「散歩」好きである。そんなこんなで今日は

          #26 好きだったバラエティ番組が終わっていく。

          #25 (いずれは記事になるかもしれない)小ネタ集

          連載25回目にしてそろそろ音楽ネタも尽きてきそう、ということで、手元にあるメモをバッと公開しつつゆるゆるとコメントするという、しょうもない記事になってしまった。この記事をたまたま初めて見てしまった方は、最近view数が上がっている以下の記事をまずご覧頂くことをオススメします。 ・コブクロはロックバンドである(仮)「サヨナラHERO」はユニコーンの「ヒゲとボイン」の影響を強く受けているし、コブクロはフォークデュオではなく、「バンドブーム」を再現した2人であるということを書きた

          #25 (いずれは記事になるかもしれない)小ネタ集

          懐古する日は未来に待っている。(街歩きシリーズ2:東京都町田市忠生)

          今日は東京都町田市周辺の仮想街歩きをしてみる。「仮想」とは、これは1日に巡った事実がある訳ではなく、写真フォルダに残っている散歩の履歴を組み合わせてみた1日を指している。 町田の特に「木曽」あたり、「忠生」あたり、等と言われてもピンと来る人がどれだけいるのかわからない。基本的にはバスでしか行けないエリアである。午前中もしくはお昼過ぎから散歩を始めてみる。 良い感じのパン屋さんを見つけた。今度お腹がすいている時に来てみようと思いつつ、なかなかその機会はやってこない。 この

          懐古する日は未来に待っている。(街歩きシリーズ2:東京都町田市忠生)

          #24 スピッツは「変わらないバンド」ではない。

          24/04/05: 600 views達成!皆様ありがとうございます! 好評につき一部リニューアルしました。 当noteで5番目に読まれている記事です。 以前「椎名林檎さんのことが好きだと思ってたけど、(一点においてすごい好きなポイント以外は)あんま好きじゃなかった」という記事を書いたが、スピッツのことは結構好きだと思う。 ただ、なんとなくここ5年くらいの新譜が、ピンと来ていない。「まあ言われてみれば良いと思うけど、そんなに褒めるほどか…?」と毎回思ってしまう。最近「美し

          #24 スピッツは「変わらないバンド」ではない。

          #23 Mr. Childrenのミックスとは田原健一の音量と位置のことだ。 1996–2000編。

          24/03/14: 1,000 views達成!皆様ありがとうございます! 好評につき一部リニューアルしました。 当noteで3番目に見られている記事です。 田原さん(以下敬称略)のみに着目したミスチルシングル解説、1996–2000編です。ベスト盤でいうと所謂「骨盤」ですね。小貫さんのライナーノーツも素晴らしいCD版を手に取って頂きたいです。 名もなき詩 ★★★★☆リリース:1996年2月5日 5thアルバム「深海」収録 イントロからAメロ、サビまで全てが自然に繋がり

          #23 Mr. Childrenのミックスとは田原健一の音量と位置のことだ。 1996–2000編。

          久保君の本の感想

          久保君が本を出した。 広告に偽りのない本である。科学エッセイらしく一般相対性理論やフィボナッチ数列の美しさについて語りながら、「危険オブジョイトイ」みたいなギャグを挟み、過去の彼の記憶の扉が開いていく幾分軽やかな前半。まさにワンルームレベルの日常と宇宙レベルの壮大な科学を行き来している。心温まる斬新なエッセイ。福岡伸一さんの帯の通りの内容だった。 恋愛絡みのエピソードで、「適当な相槌を打っていた」久保君があまりに目に浮かびすぎて面白い。それか多分ビー玉みたいな目を動かさず

          久保君の本の感想

          SMAPの「笑顔のゲンキ」、Aメロから始まりそうな感じ満々なのに、いきなりサビが来る曲1位。

          SMAPの「笑顔のゲンキ」、Aメロから始まりそうな感じ満々なのに、いきなりサビが来る曲1位。

          #22 Mr. Childrenのミックスとは田原健一の音量と位置のことだ。 1992–1995編。

          23/04/10: 600 views達成!皆様ありがとうございます! 好評につき一部リニューアルしました。 僕にとってのミスチルとは5割くらいは田原さんである。 ともかく田原さんが好きなのだ。田原さんの話を人とすることはほぼないので、実際に口にしたことはほぼ無いが、とにかくミスチルの魅力は田原さんで出来ている…と言うと言い過ぎだと思うけど、田原さんで「埋まっている」こんな感覚がある。 田原ファンによるブログは結構簡単に見つかる。ギターの種類等に着目した良記事が多く、田原

          #22 Mr. Childrenのミックスとは田原健一の音量と位置のことだ。 1992–1995編。

          #21 「ツバメ」は「パプリカ」のパクリではない。

          24/04/14: 2,500 views達成!皆様ありがとうございます! 好評につき一部リニューアルしました。 当noteで最も読まれている記事です。 早速だが、この曲を覚えているだろうか。今も教育テレビをよく見るという方は覚えているどころではなく、耳タコレベルにお馴染みの曲だと思う、YOASOBI with ミドリーズの「ツバメ」。 この曲の存在が広く知れ渡ったのは2021年年末の紅白歌合戦かと思う。踊る子ども達の服装、人数、年齢、…誰もがその既視感でいっぱいになり頭

          #21 「ツバメ」は「パプリカ」のパクリではない。