AIリーガルテック企業の技術スタックを公開します
契約書レビュー支援AI「LeCHECK」を開発するスタートアップの株式会社リセで、エンジニアリングマネージャーとスクラムマスターをしている阿部です。
今回はリセで用いている技術スタックやアーキテクチャについて、ご紹介しようかと思います。
さらっと概要
まずはリセで使用している技術スタックをザッと書き出してみると、このような感じになります。
フロントからインフラまで、多種多様な技術を採用していますが、過去の変遷やこれからの展望を交えながら詳しくお話ししていこうと思います。
バックエンド
2019年に開発を始めてから今も変わらず、LeCHECKのバックエンドは基本的にPython & Django w/DRF（Django REST Framework）で構築されています。現在は、PythonとDjangoともに3系を使用しています。
その後、徐々に肥大化してきたバックエンドから一部処理をマイクロサービス的に切り出したサーバーがあり、そちらではFastAPIやGoを用いて構築しています。
リセでバックエンドを担当するエンジニアが業務で触ることが多いのは、圧倒的にPython & Django w/DRFとなります。
日本にはあまりDjangoを用いてWebアプリケーションを開発している企業は多くはありませんので（私調べ）、転職活動中のDjango使いの皆さまは是非ともカジュアルにお話しさせてください。笑
※ ついこの間、Djangoを3系にアップデートしたような感覚ですが、LTSは4.2に切り替わっているので、バージョンアップを検討しなければいけませんね。
フロントエンド
フロントはVue.jsとReactを併用していますが、現在はVue.js 2 → Reactの移行を進めているためです。求人でReact経験者を最近募集している背景もこちらとなります。
最初期はVue.jsで開発スタートしましたが、LeCHECKの機能が充実してきて、フロントを専門として担当するエンジニアも出てくるなど、プロダクト・開発体制の変更に伴い、React移行を決定しました。
移行自体は新規開発や大規模改修を加える画面はReactで構築するといった形で進めています。LeCHECKはWeb版だけでなくWordアドイン版も提供しておりますが、Wordアドインは最初からReactで構築されています。
現時点でフロントエンドの開発担当をする際にはVue.js 2を触る機会が多くなると思いますが、「VueでもReactでもなんでもOK！」なフロントエンドエンジニアの方がいたら、是非ともお話しさせてください！！
インフラ
インフラは3大クラウドを全て使用しておりますが、リソースの90%以上はAWSで構築されています。
最初にリソースを構築したのはAzureでしたが、2022年初頭にAWS移行を実施しました。現在のLeCHECKバックエンド群はEKSにホスティングされており、データベースはAurora PostgreSQLです。
そして、フロントはお決まりのCloudFrontでのCDN配信です。
GCPは一部マイクロサービスがホスティングされていたり、データ分析用のBigQueryなどを使用しています。
一部リソースがAzureに残ったままになっていますが、こちらも適宜AWSに移行していく予定となっています。
その他
言語・インフラ以外は上記のようなものを使用しています。
全社的にはConfluenceを使用しているケースもありますが、エンジニアのドキュメント管理ではNotionを使用しており、PBI管理もNotion上で行っているので、エンジニアが見ることが多いのはNotionとなります。
Figmaはワイヤーフレームの作成に使用していますが、レトロスペクティブやブレストをする際にはFigjamを使用しているため、登場頻度は結構高いツールです。
昔はMiroを使用していたのですが、当時は使用感があまり良くないという声が多く、フロントを担当しているエンジニアが提案してくれて、現在はFigjamオンリーとなっています。
Salesforceは基本的に事業部で使用していますが、LeCHECKのヘルプセンターはSlaesforceのサービスで構築しているため、LeCHECKとも接続していたりします。
Lisseで使用している技術スタックを色々とご紹介させていただきましたが、以下のキーワードがピンと来る方はもしかしたら弊社と相性バッチリかもしれません😇
Python, Django, Vue.js, React, AWS今回はここまで！また次の記事でお会いしましょう〜〜🕊️
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