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琴平町がデジタルノマドの聖地になるまで〜Vol.1 Bansko Nomad Fest スタート〜

こんにちは!
香川県の琴平町でデジタルノマド誘致や関係人口創出の仕事をしているりょーたです。

このnoteは琴平町がデジタルノマドの聖地になるまでの過程を(ほぼ)リアルタイムでまとめています。
デジタルノマドの聖地になるために、既に聖地と言われているブルガリアのバンスコとポルトガルのマデイラ諸島に合計1ヶ月行っているので、まずはその体験記をまとめていっています。

▼なんで行ってるの?って話はこちらから!

▼そもそも琴平町の現状って?をまとめている話はこちら!

さあ、Bansko Nomad Festも3日目に入り、そこまで感じたことを振り返っていきたいと思います。Let's go!

そもそもBansko Nomad Festとは?

◎まずBanskoってどこ?

実際にはバスで3時間くらいかかりました

ブルガリアの首都ソフィアからバスで南に約3時間のところにあるリゾート地バンスコ。人口は8,800人程度(2020年時点)で琴平町と対して変わらない。面積は約492k㎡で、福岡県北九州市と同じくらいだ。

冬はスキー客でいっぱいになるそうだが、夏はオフシーズンだがハイキングに来る人もいるらしい。(韓国人カップルがハイキングしに1ヶ月以上滞在しているって言ってた)

そんなオフシーズンに不便な場所で世界中から700人がBansko Nomad Festを目指して、バンスコに来ている。

◎Bansko Nomad Festって何?

Bansko Nomad Fest2024

2019年からバンスコのオフシーズンである夏に1週間ほどデジタルノマドが集まるイベント。昨年は約700名、今年はそれ以上来ているのではないかと言われているそう。

1週間の内にプレゼンテーションからネットワーキング、エクスカーションやディナーなど様々な形で参加者同士が交流する機会がある。(この一週間すべて参加してたらどこに仕事する余地があるんだろうか、、、。)

ボランティアも90名ほどいるみたいで、かなり大掛かりなイベントなのがわかる。

実際に参加してみて感じたこと

コリビングについて語るコリビング経営者たち

◎デジタルノマドを一括りにするのは難しい

まだまだ出会った母数は少ないが、本当にいろんなタイプのデジタルノマドがいる。一括りにしてしまうと、結局どこの層にも刺さらないだろうなと。

ただどの層に今刺さるか検討もついていないため、一度来てもらいたい、、、。

◎コリビングも様々な種類がある

プレゼンテーションには、何名かコリビングを経営している人が登壇をしていた。(ブルガリア、タイ、韓国、イタリア、ポルトガルなど)

バンスコでコリビングをやっている人が、バンスコから車で40分のところに1980年代に建てられた200部屋近くある廃墟ホテルをとてつもなく大きいコリビングにしようとしている。(ここについては日曜日にツアーがあるので、その後にまとめることとする)

韓国やタイなどでは、琴平でやっているコリビングくらいの大きさでやっている。

大小はあるが、どちらも大事にしているのは「心理的安全性」や「コミュニティのあり方」。

セッションの中で「コミュニティマネージャーは大事かどうか?」という質問があり、デジタルノマド協会のコミュマネ講座に申し込んだ身としては、非常に興味深い内容だった。

結果は、「一番大事ではない」が2名、「大事にしている」が1名だった。

それぞれの理由は、コミュニティマネージャーが大事というより、コミュニティ形成が大事で、コミュマネはその次だとのこと。滞在者がそれぞれイベントを主催できる仕組みを作ったりしているそう。

大事にしていると答えた方は、「コミュニティで何が起こっているかを把握したい」とのこと。その方はタイのチェンマイで2つのコリビングを経営している。そのため自分で全部見ることができない。コミュマネを配置することで、どんなニーズがあるのか、どこに問題があるのかを把握し、より良いコミュニティを形成していきたいとのこと。

▼コリビング(co-living)とは?
職住一体型の滞在施設のことをコリビングと呼びます。コワーキングスペースがあって、滞在ができる部屋がある。生活には困らない整備はされてある。(キッチン、洗濯機など)
なぜデジタルノマドはコリビングを好むのかというと、拠点を移しながら「1人」で旅をするのは寂しいかつ面白くない。
そのため、彼らは観光スポットやご飯とかではなく、「コミュニティ」を求めて滞在場所を探している。

◎デジタルノマドが何度もメンションしている「コミュニティ」について

先日のディナーで一緒になったデジタルノマドの人たちにズバリ聞いてみました。

「コミュニティに何を求めているの?」

これを聞いた背景は、琴平での活動でローカルコミュニティはできつつあるが、デジタルノマドのコミュニティはまだゼロに近い。
デジタルノマドにとって「ローカルコミュニティ」は価値あるものなのか?個人的に今回の旅で気になっているところでした。

要約すると、下記のとおりでした。(まだこれからいろんな答えが出てくると思いますが、一例として参考までに。)

もともと知っている人に会える確率が高いところに行きたい

旅をして色んなところで仕事をしている彼らだからこそ、人に会う回数は多い。そこでの課題は、はじめましての人とのコミュニケーションは疲れるとのこと。毎回新しい人に会うたびに「どこから来たの?」「何しているの?」など薄いコミュニケーションが多くなる。

そのため、もう既に知っている人がいる確率が高いところに行きたいそう。いわゆる既にコミュニティがある/コミュニティに属しているところ。そうすることで、よりディープな会話ができ、自己研鑽にもつながる。

そのため、デジタルノマドが言っている「コミュニティ」はデジタルノマド同士のコミュニティだなと思っています。あまりローカルと交流をするようなコリビングはなさそう、、、?

ですが、逆に言うと、ローカルにディープな会話ができる人がいればいいので、そこにチャンスはあるんだろうなと。(みんなで英語頑張りましょう、、、)

既にローカルにコミュニティもあり、国内の面白い人達の認知も少しづつあるため、琴平に行けば何か面白いことができるというブランディングを国内外で行い、琴平をハブにいろんな人が集まれば「ローカル×デジタルノマド」の共創もできそうかなーなんて夢見てます。

◎今年のnomad cruiseの終着点が日本!

nomad cruiseとは、都市から都市をクルーズで移動しながら、クルーズ内でBansko Nomad Festのようなイベントがあったり、途中で訪れる都市でのエクスカーションなど約2週間のプログラムです。

nomad cruiseは今回13回目だそうで、今年の秋はバンクーバーから日本のコースだそうで、今年の秋にたくさんのノマドたちが来るよ!って教えてくれました。

クルーズに参加するノマドは300名、そして、クルーズ参加者に会いに、この機会に行きたかった日本も行くかっていうノマドもいたり、すごくチャンスのようです。

どういう連携ができるかわからないですが、連絡を取ってみようと思います!

最後に

Team Japanとのランチ会

参加して感じているのは、もっと英語を勉強しないとダメだなっていうのが一番でした。

いわゆる日常会話はできるし、楽しく会話することはできるが、少し小難しい話になると聞く側に回ってしまう。

何を言っているか理解できるが、質問や反応がなかなかできない。
そもそものトピックの知識不足もあるし、単語不足もある。

日本帰ってから、もっと英語頑張ります。
(少し英語に満足してた感もあったので、それが気づけて良かった)

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