岩橋亮汰

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岩橋亮汰

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「働く」の時間論11 動的平衡と社会

前回はこちら 「働く」時間での「自分のための」時間を取り戻すためのキーワード、二つめは「動的平衡」である。 「動的平衡」とは生物学者の福岡伸一が提唱している生命観である。 こちらのホームページに動的平衡をイメージした動画があるのでぜひ見てほしい。 これは生命の定義というだけでなく、人間の生み出す社会についても同様のことが言えるのではないだろうか。 例えば、ほぼ日に掲載されている糸井重里とエジプト考古学者の河江肖剰のインタビューでは、エジプト文明が長く続いた理由について

    • 攻殻機動隊のプロローグ 「企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても 国家や民族が消えてなくなる程 情報化されていない近未来」 ていう入りが好きです。これが80年代終わりの漫画なんだからすごい。

      • 「一般人という人はいない。」 という言葉を思いついた。 「サラリーマンという仕事はありません。」 というコピーが昔あったんだけどね。一般人ていうとまるで何も特徴のない人の層があるようだけど、まぁそんなの幻想ですよ、きっと。

        • カバとクジラのご先祖は同じらしい、という話を息子としていた。鳥の先祖は恐竜という話も。子どもの頃好きだったことを子どもに語れるのは嬉しいもんだね。

        「働く」の時間論11 動的平衡と社会

        • 攻殻機動隊のプロローグ 「企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても 国家や民族が消えてなくなる程 情報化されていない近未来」 ていう入りが好きです。これが80年代終わりの漫画なんだからすごい。

        • 「一般人という人はいない。」 という言葉を思いついた。 「サラリーマンという仕事はありません。」 というコピーが昔あったんだけどね。一般人ていうとまるで何も特徴のない人の層があるようだけど、まぁそんなの幻想ですよ、きっと。

        • カバとクジラのご先祖は同じらしい、という話を息子としていた。鳥の先祖は恐竜という話も。子どもの頃好きだったことを子どもに語れるのは嬉しいもんだね。

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        記事

          【詩】 木

          塾の帰り、雨が降ってきた 傘をもっていなかった僕は バスを待つあいだ 街路樹の下で雨宿りをした その木は いつもは気にしたことなんてなかった どんな種類でどんな名前なのかすら知らなかった 足早に過ぎていく日常の、景色のひとつでしかなかった 雨が葉っぱをたたいて頭上でぱたぱたと音がする 木はその間も僕に無関係そうに立っていた 僕はそこで唐突に悟った 僕には価値がない 生きる意味もない けれど生きている だから自由なんだと 木はいつも 木としてそこに立っていた 地面には石

          【詩】 木

          赤瀬川原平の『路上観察学入門』みたいな、身近にあるもので学問をするのは面白い。赤瀬川は「かたいものを柔らかいもので包む」とインタビューで言っていたけれど、権威とか格式のあるものを遊びにする感覚欲しいなぁと思う。

          赤瀬川原平の『路上観察学入門』みたいな、身近にあるもので学問をするのは面白い。赤瀬川は「かたいものを柔らかいもので包む」とインタビューで言っていたけれど、権威とか格式のあるものを遊びにする感覚欲しいなぁと思う。

          もっとこう、自然の時間に合わせてもいいのかな。人間基準の時間から何時何分かわからない曖昧な時間を過ごすのもいいかな。

          もっとこう、自然の時間に合わせてもいいのかな。人間基準の時間から何時何分かわからない曖昧な時間を過ごすのもいいかな。

          「働く」の時間論というnoteを書いているけど、どんどん書くことが長くなってなかなか次が終わらない。最初はもっと気楽に書くつもりだったんだけどな。文体につられて重々しくなってしまったのはあるかな。

          「働く」の時間論というnoteを書いているけど、どんどん書くことが長くなってなかなか次が終わらない。最初はもっと気楽に書くつもりだったんだけどな。文体につられて重々しくなってしまったのはあるかな。

          「明日幸せです」とか「昨日は幸せでした」とか言うことはない。幸せなのかどうか判断するのはいつも今なんだ。今この時間の中でしか幸せは存在しない。

          「明日幸せです」とか「昨日は幸せでした」とか言うことはない。幸せなのかどうか判断するのはいつも今なんだ。今この時間の中でしか幸せは存在しない。

          「偏見辞書」について今度書いてみたいと思ってる。みんなに共感してもらえる言葉じゃなくてとてもパーソナルな言葉の意味。そんなものを辞書にしたら面白いんじゃないかなぁ。と。

          「偏見辞書」について今度書いてみたいと思ってる。みんなに共感してもらえる言葉じゃなくてとてもパーソナルな言葉の意味。そんなものを辞書にしたら面白いんじゃないかなぁ。と。

          心の動く方向に仕事をしたいね。

          心の動く方向に仕事をしたいね。

          「マーケティング」や「言語化」、「伝え方」、時には万能な道具のように語られる部分もあるけど、一つの手段でしかないんだよね。はさみや金槌みたいに使い方が限られることを忘れちゃいけないよね。

          「マーケティング」や「言語化」、「伝え方」、時には万能な道具のように語られる部分もあるけど、一つの手段でしかないんだよね。はさみや金槌みたいに使い方が限られることを忘れちゃいけないよね。

          AIに心を感じるのは、自分に心があるから

          最近、気になるXのアカウントがある。 スパムbotなので、きっと自動的に言葉を書いているんだろう。 けれど、その言葉には何か心が惹かれるものがある。 石黒浩の『ロボットとは何か』という本に面白いことが書いてあった。あるロボットと話した人は、ロボットの視線が明らかに自分を意識しているかのような印象を受けた。だけど実は、そのロボットには話している人を認識して見るような機能はついていない。視線は自動で動いているに過ぎないという。 ではなんでロボットは自分を意識しているかのよう

          AIに心を感じるのは、自分に心があるから

          言い切る勇気をもつ

          なんとなく言葉の揚げ足取りが多い時代だ。 「AはBだよね」というと「Cの場合もあります」「それはあなたの感想なのでは」と返ってくる。 だから「AはBなんじゃないかな」とか「あくまで私の意見なんですけど」と余計な擁護をしてしまう自分がいる。 自分の好きな名言に 貞淑とは情熱の怠惰である。 というものがある。 どうだろう。めちゃくちゃ炎上しそうではないか。 でも貞淑という言葉に確かにそんな側面がある気はしないだろうか。 言葉は言い切った方が心に響く。 なんとなくぼかしたこと

          言い切る勇気をもつ

          世の中に新しい価値を生みだすコピーライターになりたい

          自分は普段、会社で営業と広報の担当という不思議な二刀流をしています。コピーライターは副業で、キャッチコピーを考えるほかにも伝え方相談室というイベントの開催などもしています。 もともと自分はNPOで働いているときに「コピーライター」という存在を知って、自分もコピーを書いてみたい!と始めました。 そのときなぜコピーに興味をもったかというと、言葉で世の中に新しい価値を生み出せるなんてめっちゃいいじゃん!と思ったからです。 例えば自分は年賀はがきの「年賀状は、贈り物だと思う。」と

          世の中に新しい価値を生みだすコピーライターになりたい

          「働く」の時間論⑩ 目的を超越して楽しむということ

          前回はこちら 仕事で流れる時間は、人が生きる本来の時間からかけ離れていっている。それでは仕事の時間を自分が生きる「自分のため」の時間に戻すためにはどうすればいいだろうか。 まず一つめに、新潮新書の『目的への抵抗』を参考にしながら、ビジネスの「目的」からはみ出て楽しむということの可能性について考えていきたい。 『目的への抵抗』は主に政治を中心として「目的」に支配される社会について疑問を呈している。コロナ禍において感染拡大の防止を目的として「不要不急の行為について自粛が要請

          「働く」の時間論⑩ 目的を超越して楽しむということ